盛岡タイムス Web News 2015年  4月  27日 (月)

       

■  矢巾町長選 高橋昌造氏が初当選 投票率67・52% 宮舘氏は涙のむ


     
  万歳三唱で喜びを分かち合う田口忠雄後援会長、高橋昌造氏と礼子夫人(左から)  
  万歳三唱で喜びを分かち合う田口忠雄後援会長、高橋昌造氏と礼子夫人(左から)
 

 任期満了に伴い、無所属新人2人が争った矢巾町長選は26日投票が行われ、即日開票の結果、高橋昌造氏(69)=元県議=が9297票を獲得し、初当選を果たした。町助役、県議時代の経験を生かした政策を訴え、知名度を発揮して選挙戦を展開。町政の自立と変革に期待する町民の支持を集めた。現職の川村光朗氏の後継の宮舘寿喜氏(65)=元副知事=は5025票にとどまった。副知事としての行政手腕や人脈を前面に政策を訴えたが、及ばなかった。16年ぶりの選挙戦の投票率は67・52%で1999年4月の前回選挙の79・51%を下回った。

  高橋氏は3月に出馬表明し、現町政を支持する一方で自立と変革を訴え「草の根」型の町政推進を示した。優しく元気のある町を掲げ、障害者などの弱者支援、若者や女性に焦点を当てた政策を提示。町助役、県議時代に培った行政と政治経験も前面にアピールし、信条としてきた「現場主義」を反映したきめ細かい運動で、従来の基盤を改めて固めた。

  選挙戦では県議時代に築いた後援会を中心に運動を展開。地域ごとの支部機能も生かし、地元の不動地区を中心に町全域で幅広く支持を集めた。町議選立候補者の多数と連動した街頭演説も実施。市街地での遊説も重点的に行い、新住民や若年層の掘り起こしにも注力した。

  総決起大会には自身も所属した県議会のいわて県民クラブをはじめ自民、民主、社民の県議が出席。県議時代の人脈を駆使して超党派の支持を取り付け、16年ぶりの選挙戦を優位に進めた。

  宮舘氏は現町政の継続、新たな時代に合った政策の推進を訴え3月に出馬を表明。後継指名した川村町長の後援会は完全移行とはならず、自ら支援組織を立ち上げた。岩手医大総合移転に伴う交通網整備、駅前拠点施設を中心とした活性化施策などを提示。健康長寿と満足度日本一を公約に運動を展開した。

  町中心部で地元の南矢幅で支持を集めたが、そのほかの市街地や農村部で苦戦。副知事を務めた行政手腕や人脈、後継者として現町政の継続を期待する支持を受けたが、及ばなかった。

  同日は21人が出馬した町議選の投開票も行われ、新議員18人も決定した。

  矢巾町選管によると、選挙当日の有権者数は2万1406人(男1万161人、女1万1245人)。町長選の期日前投票は22日から25日の4日間で2376人が行い、投票率は約11・1%だった。
 


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