盛岡タイムス Web News 2015年  5月 30日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 野心と度胸と○○と… 編集局 大崎真士



 今年10月まで続く本県の各選挙で前哨戦が慌ただしくなり出した。週末のたびに政党や候補予定者の陣営から会議や会見の案内が届く。政党、陣営は多数あっても、記者の体は一つなのに…。ただし、それは取材相手も同じことだ。

  政治の道も新聞もテレビも似てるところがある。広く県民、有権者にアピールし、メッセージを伝え、支持や共感を得るのは、どちらも必要なことだ。

  政治家に大切なもの、必要なものは何だろうと考えた。やはり政治家たるもの「野心」がなくては続けられない。そういう欲を原動力に支持・勢力の拡大につながるはずだから。

  報道も、大先輩の司馬遼太郎は「無名の功名心」とたとえたが、特ダネをすっぱ抜こうとしたり、独自の視点でとらえたニュースでうならせようとしたり。「野心」はある。そのために情勢や情報を読み解く力、判断力を磨かなくては志も成就できない。

  そして「度胸」。周囲の反応を恐れず主義主張、理念に基づき行動する気概。自信がなくて怖じ気づけば、そっぽを向かれるかもしれない。戦い続けることで機転や手腕が身に付き、仲間もできる。

  われわれも、取材先から情報がもらえなくなるからと、「出禁」を恐れて萎縮すれば他社と横並びになる。報道しても読者・視聴者の記憶に残らない。ひるまず報道できるかは大事な資質だと思う。

  ほかにも行動力、謙虚さ、寛大さ、「まめ」なこと、瞬発力など求められる素養はいくつかあるはずだが、なかなか一つに絞りきれないでいる。

  特ダネを抜かれていないか他紙を求めて早朝コンビニへ行ったり、日中連絡・接触できない取材先を訪ねたり。朝が苦手な当方としては「早起き」が欠かせないと真っ先に浮かんだ。

  最近になって今後の選挙情勢を占う動きが増え、一生懸命早起きした。政治家の方や同業他社は朝に強いのであまりに個人的な選択肢でお恥ずかしい。

  読者各位は「○○」に何を連想するだろうか?


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