盛岡タイムス Web News 2015年  6月 21日 (日)

       

■ 盛岡コメット合唱団 松田晃さんに届けたい 27日定期演奏会

     
  松田順子さんの指揮で「心の四季」の練習を重ねる盛岡コメット混声合唱団  
  松田順子さんの指揮で「心の四季」の練習を重ねる盛岡コメット混声合唱団
 


  半世紀以上にわたる合唱指導者の故・松田晃さんに届けたい―。盛岡コメット混声合唱団(野沢裕美団長、団員32人)の第52回定期演奏会は、盛岡市内丸の県民会館大ホールで27日午後2時半から開かれる。長年、常任指揮者を務めた故・松田さんが手掛けたプログラムを演奏。故・松田さんに代わり混声合唱組曲「心の四季」のステージを引き受けた客演指揮者の松田順子さんは「(晃さんは)合唱団にも人格があると話し、一人の人間のように育ててきた。積み重ねてきたものを表現できれば」と話す。

  故・松田さんは盛岡市出身で、岩手大を経て東京芸大委託課程修了。1962年に盛岡コメット混声合唱団指揮者に就任以来、毎年演奏会を開催。師である故・田三郎氏の合唱曲にも多く取り組んだ。3月に享年85歳で亡くなったが、本演奏会向けて選曲しており、ゲストとして迎えるF・M・C・混声合唱団(福島県)との合同演奏に吉野弘作詞・田三郎作曲「心の四季」を選んでいた。

  本番が近づいてきてからは、水、金曜日の週2回の練習のほか、日曜日も練習場所の舘坂橋教会などに集まり、ハーモニーを響かせている。7日も松田順子さんの指揮で、「心の四季」など演奏曲に取り組み、言葉の一つ一つを大切にしながら響きを確かめた。 

  団長の野沢さんは、岩手大学在学中に同合唱団に入り、長年、故・松田さんの指導を受けてきた。
  「松田晃先生はとても言葉を大切にされる方で、言葉を客席に伝えるため何度も練習を繰り返した。音楽を(自分の発表の)手段にするのではなく、音楽という高みに近づけるよう、努力することを教わった」と話す。

  プログラムはほかに、盛岡コメット混声合唱団のステージで、イタリアの作曲家パレストリーナ「Super flumina Badylonis(バビロンの流れのほとりに)」、ブラームス「Sehnsucht(あこがれ)」ほか。F・M・C・混声合唱団のステージで、武満徹作曲・混声合唱団のための「うた」から「小さな空」「島へ」ほか。同混声合唱団の指揮は野洋子さんが務める。

  「松田晃先生を偲(しの)んで」のステージでは、星野富弘作詩・なかにしあかね作曲「逢いたい」を演奏。盛岡コメット混声合唱団副指揮者の大森明久さんの指揮、ピアニストの雫石環さんのピアノで、東日本大震災で被災した人に寄り添う鎮魂の歌を歌う。

  同合唱団は、2016年6月に故・松田晃さんの追悼演奏会も予定している。

  第52回定期演奏会の入場料は、前売り1200円(当日1500円)、高校生以下無料。県民会館、伊藤楽器店、いわて生協盛岡地区各店ほか市内プレイガイドで扱っている。

  問い合わせは、野沢さん(電話080―1837―4546)まで。


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