盛岡タイムス Web News 2015年  7月 11日 (土)

       

■ 〈体感思観〉高校野球百年の節目に 相原礼以奈



 夏の高校野球岩手県大会が10日開幕した。今年は全国中等学校野球優勝大会が初めて開催された1915年から100年の節目の年。6月から取りかかった事前特集の作成を終え、やり切った気持ちに浸る自分もいたが、本番はこれから。

  開会式で入場行進する選手たちには、多くの人々が球場やテレビの前から熱視線を送った。選手や指導者だけでなく支える人や応援する人、それぞれの立場で見詰める人が、日本文化としての高校野球を作ってきたと感じている。

  各学校での事前取材では、それぞれの状況から同じ夏を目指す一生懸命なまなざしが強く印象に残った。部員不足のため昨秋4校合同チームで出場した雫石高は今大会、助っ人を借りての単独出場。澤口晴紀主将は「3年間続けてきた野球部。人数は少ないが、助け合って力を発揮したい」と意気込む。

  盛岡一高は、1986年同校を決勝に導いた川村祥平監督が久しぶりに指揮を執る。「思ってもみなかったこと。当時のことを思い出しながら指導している」と言い、頼もしそうに選手を見詰める。

  チームの盛り上げ役や特技のある部員について尋ねていた際、盛岡四高の畠山侑也主将は「頑張っているのはマネージャー。遅くまで残ってくれて感謝しています」ときっぱり。

  盛岡勢の試合は、きょう11日から本格化。100年の歴史に積み重なる大切な今を、見逃さないように伝えていきたい。


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