盛岡タイムス Web News 2015年  7月 19日 (日)

       

■ 給食残飯をリサイクル 段ボールコンポスト活用 米内小が実践活動


 

     
  段ボールコンポストで、生ごみのたい肥化に取り組んでいる米内小の6年生  
  段ボールコンポストで、生ごみのたい肥化に取り組んでいる米内小の6年生
 

 盛岡市上米内の米内小(上山光博校長、児童124人)の6年生17人は4月から、段ボールコンポストを活用し、給食の残飯や野菜くずを、たい肥にするリサイクル活動に取り組んでいる。ごみ減量を目指す同市から段ボールコンポストのキットの提供を受け、昨年から始めた。体験を通して環境への意識を高めたいという。

  段ボールコンポストの中身は、ピートモス(水ゴケやシダなどが堆積した強酸性用土)と、もみ殻を炭化させた、もみ殻燻炭(くんたん)を混ぜたもの。1日当たり500c程度の生ごみが投入できる。毎日、よく混ぜると、ごみは分解され、熟成期間も含め約4カ月で良質なたい肥ができる。昨年は6年生が35`、5年生は37`の生ごみ減量に成功した。

  今年は1学期、6年生が2箱分のたい肥作りに挑戦。当番が毎朝、物置小屋に保管しているコンポストに生ごみを投入し、温度やごみの分解具合を観察しながら、かき混ぜている。分解を進みやすくするため、米ぬかや食用廃油も時々、混ぜているという。

  虫が寄ってきたり、臭いが発生したり、完成までは苦労もあるが、昨年、環境について学んだこともあり、熱心に取り組む。

  工藤裕太郎君は「かき混ぜていると、けっこう温度が上がるので驚いた。野菜にも分解されやすいものと、されにくいものがある」と話す。中村彩耶子さんは「臭いはきついけれど、残った野菜が、たい肥になるのは良いことだと思う。頑張って続けたい」と張り切った。加藤考之郎君は「生ごみが消えるのは不思議。畑に混ぜてまた野菜を作りたい」と意欲を燃やしていた。

  昨年、5、6年生が段ボールコンポストで作った、たい肥は、約200平方bある学校の畑にまき、ジャガイモやキュウリ、大根などを育てている。6年生は、収穫できたら「カレーを作りたい」と楽しみにしている。

  担任の近谷知保教諭(43)は「時間をかけて、ごみが分解されていく様子を観察できる。家庭でのごみの出し方の改善にもつながってほしい。地球の環境のために、自分たちでできることを実践できる大人になってほしい」と願った。

  市の呼び掛けによる、学校を対象にした段ボールコンポストの取り組みは昨年、3校が挑戦した。今年度は米内小1校だけにとどまっていて、市は2学期から挑戦する学校も募集している。

  問い合わせは、同市環境部資源循環推進課(電話6514111内線8325)へ。
 


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