盛岡タイムス Web News 2015年  7月 25日 (土)

       

■ 熱暑に最高値4万円 盛岡市中央卸売市場 滝沢スイカ初競り



     
  過去最高の4万円を付けた滝沢スイカの初競り  
  過去最高の4万円を付けた滝沢スイカの初競り
 

 県内一の生産量を誇る滝沢スイカの初競り式が24日、盛岡市羽場の同市中央卸売市場で開かれた。JA新いわてと滝沢西瓜出荷組合から計1600ケース(3千玉弱)が競りに掛けられ、「秀」の5L2玉が4万円の最高値で取り引きされた。例年の最高値は1万5千円前後で、過去最高値となった。今年は、22日に猛暑日を記録する高温が続き、スイカの甘さが増した。糖度13度以上が多く、例年以上の甘さとシャキシャキした食感のみずみずしいスイカに仕上がった。

  競りでは、威勢の良い符丁が飛び交った。目玉商品の秀5L2玉が4万円で競り落とされると、集まった仲買人からどよめきが起こった。過去最高値で競り落とした花巻市の青果卸業フルーツタケウチの川野香奈子さん(39)は「同市に感謝を込めて競り落とした。4年前の震災で会社社屋が全壊し、たくさんの人に協力してもらった。滝沢産のスイカは品質がいい。生産者も努力しているのが分かる。購入したスイカは、普段お世話になっている花巻市のぴっころ保育園の夕涼み会で食べる」と話した。

  丸モ盛岡中央青果果実部の北田直人副部長は「今年は一般品でも箱単価3千円くらいで、相場は悪くない。連日の猛暑で、スイカの需要は高い。今回4万円の過去最高値が付いたが、生産者の励みになればと思う」と話した。

  滝沢市は寒暖が大きく、岩手山の火山灰を含む水はけの良い土壌でスイカの産地として知られる。柳村典秀市長は「夏といえば滝沢スイカ。空梅雨と思えるほどの天気が続くが、暑い夏を滝沢スイカで乗り切ってほしい」とあいさつした。

  出荷は8月13日のお盆前まで連日行われ、大半が県内の量販店などを中心に流通する。


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