盛岡タイムス Web News 2015年  7月 26日 (日)

       

■ 中津川納涼桟敷 川風に舞う盛岡芸妓 新たな夏の風物詩に

     
  盛岡市の中の橋たもとで開かれた「中津川納涼桟敷(さじき)」  
  盛岡市の中の橋たもとで開かれた「中津川納涼桟敷(さじき)」
 


  中津川のせせらぎとともに、食事や盛岡芸妓(げいぎ)の舞いを堪能する「中津川納涼桟敷(さじき)」が24日から、盛岡市の中の橋たもとで始まった。下流右岸の河原に長さ20bほどの納涼床が敷かれ、初日は雨の予報だったため急きょ屋根を設置。ホテルメトロポリタン盛岡の特製お重弁当と地酒、盛岡芸妓らの舞いを44人が堪能した。浴衣や和装に身を包んだ客らが会場の風情を彩り、川涼みと伝統文化を一層盛り立てた。

  同企画は、市と市内の団体などで構成する同桟敷プロジェクト実行委員会(大見山俊雄委員長)が運営。盛岡の夏の風物詩として「水のせせらぎと共に、夏の夕暮れと文化を楽しむ」をコンセプトに、県庁所在地の中心を流れる清流と「川のまち盛岡」をアピールする。

  開催日は24〜26、31日、8月1〜3日の7日間。人気日のチケットは、販売開始約1週間で完売した。

  谷藤裕明市長は「盛岡の新たな風物詩になることを期待している。盛岡芸妓と共に応援してほしい」と祝いの言葉を述べ、現在募集している盛岡芸妓の見習い「ひよ妓」に、7件応募が来ていることを伝えた。

  和服姿で訪れた同市の田山淑子さん(63)は「風が心地よく涼しい。盛岡芸妓を見るのは初めて。素晴らしい眺めの川と伝統文化を生かす非常に良い企画だ」と楽しそうに語る。

  同市松園の小田三津子さん(59)は、「とても素晴らしい企画。京都の川床のような風情を盛岡で楽しめる。女性が喜ぶプランや和の風情を感じられる小物などを置くといいのでは。今後さらに進化して開催することを望む」と期待を込める。

  涼しげな浴衣姿で訪れた同市西下台町の小野寺崇夫さん(81)は「盛岡の資源をしっかり活用できている。古典的な部分を残し、伝統文化として根付かせてほしい。盛岡芸妓後援会にも入っているので、新人の芸妓さんの入門と活躍を期待している」と思いを語る。

  同市下米内の田口友行さん(53)と博子さん(52)夫婦は、楽しそうに盛岡芸妓を観賞していた。博子さんは「盛岡芸妓の唄も踊りも素晴らしく、食事もおいしい。盛岡の川辺や景観をうまく活用できていて、川のせせらぎがとても心地良い。屋根がない時に来たい」と満足げに語った。友行さんは「盛岡は川のきれいな街。川の景観を利用したイベントや店が増えることを望む」と話す。

  同実行委は「今年の開催はまだ手探り状態。盛岡さんさ踊りと並ぶ夏の定番企画にしたい」と意欲を見せ、参加者からの意見を望んだ。

  参加者からの希望として「桟敷の外柵が低ければ川を眺められる」「和の小物を置くとさらに風情が出る」「ステージがもっと高いと、席が遠くても盛岡芸妓をしっかり堪能できる」などがあった。

  参加者の多くが「継続させてほしい」と望み、ひとときの夏の夕べを楽しんだ。


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