盛岡タイムス Web News 2015年  8月 4日 (火)

       

■  北欧にジャパン フィンランドで9月にプロモ 安比塗の良さアピール


     
  北欧でお披露目する安比塗を持つ八幡平市職員  
 
北欧でお披露目する安比塗を持つ八幡平市職員
 

 八幡平市は9月1日、北欧のフィンランド・ヘルシンキ市内にあるレストラン学校「ペルホ」で、同市の特産品安比塗の漆器をプロモーションする。同市叺田の安比塗漆器工房の塗師内山雅代さんが金箔(ぱく)貼りの実演を行い、同国で安比塗の良さを海外にPR。料理人の榎本鈴子さんの手による懐石料理と同市伝統の漆器が、北欧で競演する。

  イベントは、在フィンランド日本大使館が主催。フィンランドのグルメ・ライフスタイル系メディアや飲食関係者ら40人が参加予定。日本の食と器を総合的に紹介する。

  漆は英語でジャパンと呼ばれるなど、日本を代表するものとして古くから欧米に知られる存在。イベント参加は今日の生活様式の中で、海外の関心を呼び起こすきっかけとして期待される。

  日本伝統工芸の美しさと技術の高さを、国内外にアピールすることが目的。昔は日常的だったお膳での食事風景を再現し、和食文化を総合的に紹介。世界遺産に登録された、和食文化の正しい理解と共感を喚起させる。

  安比塗は、藩政時代から続く漆器産業。安比川流域で採れる良質な森林資源の一つ、二戸市の浄法寺漆を使い一大漆器産地として発展してきた。明治期以降は荒沢漆器と呼ばれ、昭和初期まで隆盛を誇った。戦後、瀬戸物やプラスチック製品などが市場を席巻し、一時衰退したが、1983年に安代町漆器センターを設立。安比塗としてよみがえった。

  田村正彦市長は3日「初めてのフィンランドだが、八幡平市の安比塗の漆器の良さを現地でPRする。大使館で使ってもらえれば」と期待した。


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