盛岡タイムス Web News 2015年  8月 15日 (土)

       

■ 盛岡市長選、現新一騎打ちへ あす告示、8年ぶり選挙戦 谷藤氏と内舘氏が出馬準備 市議選は初の同日選 定数38に41人立候補へ


 任期満了に伴う盛岡市長選は16日告示される。これまでに出馬を表明しているのは、4選を目指す現職の谷藤裕明氏(65)=無所属=、新人の会社役員、内舘茂氏(48)=無所属、民主党県連推薦=の2氏。震災に伴い市議選が延期されたため2011年から市長選と同日選挙となったが、前回は市長選が無競争だったため、同日選挙は補欠選を除くと1947年の選挙執行以来初となる。投票率が下落傾向にある中で、市民の市政への関心喚起などを訴える選挙が期待される。

  谷藤氏は、後援会連合会(村井軍一会長)拡大役員会新年会で要請を受け、市議会3月定例会で出馬を表明。市民党を掲げ、政党への推薦要請は行っていないが、公明党県本部第一総支部(米田誠支部長)が支持するほか、社民党支持団体の平和環境盛岡紫波地区センター(阿部哲巳議長)が推薦する。

  7月には応援する盛岡市議の有志26人が任意団体「盛岡市政を発展させる会」を発足させ、連動した運動を展開する。7月下旬に中央通1丁目へ事務所を開設し、8月6日には約1700人の支持者を集めて総決起集会を開催。各地区でのミニ集会に加え、6月に設立した後援会都南地区連合会(長澤茂会長)による決起集会も8日に開いた。

  内舘氏は、3月に高校の同級生でもある民主党の階猛衆院議員が同席した会見で出馬表明。出馬表明直後に、県議会を訪れ、各政党・会派、無所属議員へ推薦要請した。6月に民主党県連(黄川田徹代表)、7月には岩手友愛会(古門賢一会長)、岩手県民社協会(田村誠会長)がそれぞれ推薦を決定。

  後援会(及川三治会長)を5月下旬に設立した。民主党の階衆院議員、県議、市議と街頭演説などで連動した運動を展開する。告示までに市内各地で、ふれあい集会を実施。7月上旬に菜園へ事務所を開設し、7月16日には支持者約1100人を集めて後援会設立総会と総決起大会と位置付ける集会を開いた。

  盛岡市長選の投票率は、谷藤氏が初当選した2003年は53・67%、07年は実質の信任投票ということもあり30・94%と過去最低を記録。前回11年は東日本大震災津波の発生を受け、民主党県連が例外的に対抗馬の擁立を見送ったこともあり、無競争となった。今回は盛岡市議選と初の同日選挙ということもあり、投票率が上がるかに注目が集まる。

  一方で、従来通り政党色を出さずに市民党を掲げて、市政の継続を訴える谷藤氏、民主党県連の推薦を受けて与野党対決の構図を示し、若返りや多選への批判票にも期待する内舘氏という一定の違いは見えるものの、政策的な対立軸は分かりづらく、市民の選挙への関心がどこまで高まるかは未知数だ。

  同日選の盛岡市議選(定数38)は、これまでに現職31人、元職2人、新人8人の計41人が出馬を予定している。政党別では民主2人、公明3人、共産5人、社民2人となっている。前回11年は定数38に47人が立候補しており、今回は少数激戦が予想される。

  盛岡市選管によると6月2日現在の選挙人名簿登録者数は24万1323 人(男11万2116人、女12万9207人)。 


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