盛岡タイムス Web News 2015年  8月 21日 (金)

       

■  達増拓也氏が知事3選 戦後初の無投票当選 対抗馬消え「洗礼なし」


     
  勝利宣言後、万歳三唱する達増拓也氏と陽子夫人(左)ら  
 
勝利宣言後、万歳三唱する達増拓也氏と陽子夫人(左)ら
 

 任期満了に伴う県知事選は20日、告示された。立候補を届け出たのは現職の達増拓也氏(51)一人で、同日午後5時の締め切りと同時に無投票当選が決まった。東日本大震災津波から4年5カ月が経過し、事業規模で復旧復興が最大となって、今後新たな課題も見込まれる中、達増氏が三たび県政のかじ取り役を担う。対抗する勢力が推した平野達男参院議員(61)が土壇場で出馬を取り止める異例の事態で、戦後初めて選挙戦という「洗礼なし」で県のトップリーダーに選ばれた。

  達増氏は、希望マニフェスト2015─19で震災津波からの復興、県版地方創生「ふるさと振興」を掲げ、自ら提唱する希望郷いわての実現、路線継続を訴えた。20日は盛岡市大通2地内の事務所で出陣式をし、神事で必勝を祈願。大通3地内で第一声を上げ、遊説を開始させた。

  花巻、北上、奥州、一関と南下し、希望郷いわてを実現する会に参加する県議選候補予定者らと街頭で訴えた。午後5時、ほかに立候補の届け出がなく無競争が確定すると、達増氏が盛岡市大通の事務所に姿を見せ、集まった支持者ら約60人の出迎えを受けた。

  総括責任者の森越康雄後援会連合会長は「達増拓也への全県の支持は揺るぎないものだったと同時に、県議選での圧倒的な勝利、ゆがんだ日本という国を直す一番の起爆剤になる先頭に達増知事が立った」と高らかに勝利を宣言した。

  三浦陽子選対本部長の発声で、万歳三唱が行われた。

  達増氏は「幅広い県民党と呼ぶにふさわしい陣立てをつくってもらった皆さんに心から感謝する。大きな広がり、陣立てを中心に全県民に広く支持をいただいての今回の当選と受け止めている。県民の強い大きな負託に応え、3期目の達増県政を努めたい。県民一人ひとりが希望を持てる岩手を実現させたい」と当選の弁を述べた。

  推薦した連合岩手の豊巻浩也会長は「県民の大いなる期待が示された知事選だった。3期目も希望郷いわてが実現するよう、ぶれることなく、暴走することなく私たちのリーダーとして力を発揮してほしい」と祝福した。

  陣営は平野氏の出馬断念後も選挙戦がある前提で日程を設定し、公務の予定がない。

  達増氏は「県議選は希望郷いわての実現をより確かなものにするよう応援していく。その中で本日1日で伝えきれなかったマニフェストの中身や希望郷いわての理念などについて、より多くの県民に知らせたい。岩手を守り、日本を変える、民意に基づいた政治が行われるよう頑張る」と決意を語った。

  推薦した岩手友愛会の古門賢一会長は出陣式のあいさつで「平野さんが出れば10月に参院補選があり、中曽根内閣に大打撃を与えた1987年の再現だと思っていた。平野さんと二連ポスターを作った県議選候補は連帯責任を取ってもらいたい」などと訴えた。

  当選証書の交付は、県議選と同じ9月9日に盛岡市内丸の県庁で行われる。達増氏の2期目の任期は同10日で満了となる。

 


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