盛岡タイムス Web News 2015年  8月 29日 (土)

       

■ 教員の資質向上へ連携 東北6国立大と各県教委


  

     
  盛岡市で開かれた東北地区教育委員会と大学との意見交換会  
  盛岡市で開かれた東北地区教育委員会と大学との意見交換会
 

 東北地方の教員養成を担う岩手大など6国立大は28日、盛岡市のサンセール盛岡で「東北地区教育委員会と大学との意見交換会」を開き、教員の質の向上やいじめ防止への支援について6県教育委員会と意見交換した。3月に発足した東北教職高度化プラットフォーム会議(弘前大、岩手大、宮城教育大、秋田大、山形大、福島大の学長で構成)が初めて実施。広域大学間連携で取り組んでいく「いじめ防止支援プロジェクト」の一環で、12月4日に東北地区を対象とした研修会を仙台市で開くことなどを確認した。

  東北教職高度化プラットフォーム会議は、教員養成教育の質の向上と広域的な教育課題解決を目的に発足。これまで2回の会合を開き、教育課題の情報を共有しながら取り組み内容を協議してきた。

  意見交換会には、本県の高橋嘉行教育長ら6県教育委員会教育長・教育次長、各大学長・理事ら18人が出席。各県教委からは、使命感を持った教員の養成や現職の管理職の短期研修、カウンセリングを教員養成のカリキュラムに取り入れることなど、いじめ問題、教員の多忙化など教育現場の課題を踏まえた意見や要望が出された。

  同プラットフォーム会議の6大学からは、今後の具体的な取り組みとして▽東北地区教育委員会との連携・情報交換▽教職大学院における地域教育向上に向けた連携▽いじめ防止支援プロジェクトの取り組み―などが報告された。

  岩渕明岩手大学長は「県教育委員会とのやり取りの中で教員養成に関する意見もあり、教育の問題と小中高の問題も聞くことができた。今後は各大学の独自性を考えながら、共有の課題に取り組むためどのように協力していくか具体的に考えていきたい」と話した。

  同会議の事務局を置く宮城教育大の見上一幸学長は「本会議からは、各教育委員会との連携と情報交換、教職大学院が間もなく東北に出そろうことから教員研修センター(つくば市)と連携して質の高い教育をしていくことなどを報告した。いじめの問題は複雑なので(鳴門教育大などと)共通プロジェクトで取り組んでいるが、12月の研修会でその研究について報告し6大学の具体的な取り組みについて協議していきたい」と話していた。

  同意見交換会は今回のほか、年度内に1回は開催する予定。


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