盛岡タイムス Web News 2016年  6月 5日 (日)

       

■ 希望郷いわて大会 総仕上げへリハ開幕 選手とボランティア入念 盛岡市ではFDなど

     
  障害を持つ選手のため、筆談で選手の招集開始を知らせる情報支援ボランティア  
   障害を持つ選手のため、筆談で選手の招集開始を知らせる情報支援ボランティア
 


  10月に本県で開催される第16回全国障害者スポーツ大会(希望郷いわて大会)のリハーサル大会が4日、開幕した。12日までの期間中に、東北、北海道から選手約2千人が集い、日頃の練習の成果を競い合う。選手のみならず、運営スタッフや各種ボランティアも参加し、本番へ向け競技運営技術の向上などを図る。

 4日は盛岡市を含む3市1町で個人競技6種目が行われた。盛岡市みたけの県営運動公園陸上競技場ではフライングディスク競技が行われ、身体、知的、精神障害を持った選手484人が競い合った。フライングディスク競技では、投げるディスクの正確性を競うアキュラシー種目と、飛距離を競うディスタンス種目が行われた。晴天にも恵まれ、選手たちは希望郷いわて大会へ向け鍛えた技を存分に発揮していた。

  アキュラシー種目に出場した雫石町の根澤奨磨さん(21)は「緊張や風もあり、いつもの練習通りの競技ができず悔しい。組で2位に入り、銀メダルを獲得したが、成績には満足していない。希望郷いわて大会の本番ではもっと上を目指したい」と話していた。

  会場には本番同様おもてなし広場が設置され、障害者施設で作られた国体記念品などの販売もした。

     
  多くの選手、競技役員、ボランティアが参加し行われた希望郷いわて大会のリハーサル大会  
   多くの選手、競技役員、ボランティアが参加し行われた希望郷いわて大会のリハーサル大会
 

  全国障害者スポーツ大会は「ボランティアの大会」とも称され、さまざまな障害を持つ選手を支える補助員、ボランティアの力が重要になる。県営運動公園陸上競技場には、通常の競技補助員に加え、視覚や聴覚に障害を持つ選手に正確に情報を伝える情報支援ボランティアなど約350人が集い、本番同様の運営を通じて課題の確認をしていた。

  運営ボランティアとして参加した千葉守貴さん(18)=盛岡医療福祉専門学校1年=は「本番に向け、元気に、明るく、たくさんの人と接したい。選手のスポーツを支えることができたら」と語る。手話通訳のボランティアを担当した橋美智子さん(69)=盛岡市=は「きょうの大会もスムーズに運営し、その上で本大会に向け課題を見つけたい。選手に気持ちよく競技に臨んでもらうことはもとより、本番では東日本大震災津波の時に全国からいただいた支援への感謝の気持ちをお返しできたら」と語った。

  5日、11日、12日は団体競技が行われる。盛岡市では、5日に県営運動公園サッカー・ラグビー場で身体障害者によるグランドソフトボール競技、11、12日にいわぎんスタジアム(盛岡南公園球技場)で知的障害者によるサッカー競技が行われる。


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