盛岡タイムス Web News 2016年  6月 23日 (木)

       

■  参院選が公示 経済政策や憲法など争点 新人3氏の争い 岩手選挙区


     
   公示された参院選。岩手選挙区の立候補者の第一声を聞く有権者たち(22日午前9時ころ、盛岡市中央通地内)  
   公示された参院選。岩手選挙区の立候補者の第一声を聞く有権者たち(22日午前9時ころ、盛岡市中央通地内)
 

 第24回参院通常選挙は22日、公示された。改選121議席を懸けて選挙区、比例で候補者が争う。安倍1強と呼ばれる自公連立政権に対して、野党は全国32ある1人区で共闘し、統一候補を立てて対抗。経済政策や消費増税、安保法制・憲法改正などが争点になる見込み。岩手選挙区(改選1)も統一候補擁立により、最多だった前回2013年の半分となる3人が立候補。7月10日の投開票まで18日間の舌戦が開幕した。

  岩手選挙区に立候補を届け出たのは、届け出順に幸福実現党新人の石川幹子氏(51)、自民党新人の田中真一氏(49)、野党統一候補で無所属新人の木戸口英司氏(52)の3人だった。各陣営は盛岡市内丸の盛岡地区合同庁舎で立候補の届け出を済ませると、同市内で第一声を上げた。

  石川氏は同市大沢川原地内の事務所で式典後、第一声を上げた。安倍政権の増税路線や経済政策を批判。「1千兆円の財政赤字を私たちに借金として押しつけようとしており、絶対に許せない。はっきりと謝罪すべき」と訴え、「新しい時代には新しい政策、政党が必要」と強調した。

  田中氏は前回に続き2度目の挑戦。同市内丸の櫻山神社で神事に臨み、隣接する東大通り・亀ケ池前で第一声。鈴木俊一会長はじめ県連所属の衆院議員4人と無所属の平野達男参院議員が並び、県議、周辺市町議や支持者らが見守った。田中氏は「最後は勝ちたいという執念だ」と声を振り絞った。24年ぶりの党の悲願である参院議席奪取へ決意を示し、遊説へと出発した。

  木戸口氏は同市中央通の事務所で神事後、第一声。共闘する民進、共産、社民の県組織代表、達増知事らがマイクを握った。今期で勇退を決めた生活の党副代表の主浜了参院議員は「安倍政権に議席を渡してはいけない。木戸口さんにバトンタッチしたい」と訴えた。木戸口氏は「野党4党、新しい政治に期待する多くの県民と絶対にこの戦いに勝ってみせる」と演説した。

  今回は現職不在で12年ぶりに新人のみがしのぎを削る戦いだ。13年の参院選は前年の民主党分裂に伴い現職の平野氏が下野し、無所属で出馬。民主と民主を離脱した生活の候補が乱立し、共産などを加え、過去最多の6人が乱立。平野氏が新人を退け三選した。

  今回の岩手選挙区は全国の1人区同様に4野党が共闘し、候補者が絞り込まれた。与野党一騎打ちの構図が、それぞれの陣営にとって、プラスかマイナスか。終盤までもつれ込む流動的な要素をはらんでいる。

  また今参院選は国政選挙初の18歳投票権が適用される。20歳以上の有権者数は県内で減っているものの、昨年の安保法制成立をめぐって政治を身近に感じる層が増えている。各陣営とも支持の訴えだけでなく、公示時点で低調とされる選挙への関心喚起も勝敗を占いそうだ。

  投票は7月10日に行われ、即日開票される。県選管事務局によると、投票所は県内33市町村の1087カ所。期日前投票は県内89カ所で23日から7月9日までで、場所によって開設期間が異なる。

  22日現在の選挙人名簿登録者数は109万4606人(男52万682人、女57万3924人)。 


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