盛岡タイムス Web News 2016年  6月 28日 (火)

       

■  参院選 行きやすさを学生に提供 票を投じて責任自覚 滝沢市選管 県立大に期日前投票所


     
  初の一票を県立大に開設された期日前投票所で投じる学生  
  初の一票を県立大に開設された期日前投票所で投じる学生
 

 滝沢市選管は27日、参院選の期日前投票所を同市巣子の県立大学に開設した。選挙権年齢の18歳以上への引き下げなどを受けた初の取り組みで、開設は28日までの2日間。投票所が開設されたメディアセンターラウンジには、学生や近所の住民らが訪れ、それぞれの思いを込めた一票を投じた。

  期日前投票は、投票日に都合があって投票に行けない人が、あらかじめ投票できる制度。同市選管は、若者の選挙への関心を高めるきっかけにしようと、市役所本庁舎と東部出張所に加えて、同大への開設を決めた。県内の大学に設置される期日前投票所の中では最も早い開設。

  今回初めて選挙権を得た同市の川上郁美さん(18)=総合政策学部1年=は授業の合間に投票。「初めてなので緊張した。少子高齢化が進んでいる。若い人たちが自らの意思で投票し、住みやすい国を作っていくべき」。投票日当日は住田町での研究実習に参加予定で「学校で投票できるのはありがたい」と話した。

  佐藤嘉宜さん(18)=総合政策学部1年=は、一関市の実家に住所があるため、期日前投票所で不在者投票した。「たった一票でも集まると大きな力になるという責任意識を持って投票した。経済政策は難しく、よく分からないので、安保法制への対応を基準に投票した」という。

  研究で徹夜明けという滝沢市の梅門創さん(23)=ソフトウェア情報学研究科2年=は、学内に投票所が開設されたのをきっかけに今回初めて投票。「忙しかったり、疲れたりしていると、なかなか投票に行かない。大学で投票できるのはかなり便利」。英国のEU離脱に対する意見や反応を参考に投票先を選んだといい「選挙権年齢の引き下げは、若者が選挙や政治を真面目に考えるきっかけになったのでは」と語った。

  県立大の期日前投票所は、立会人4人と投票の受け付け事務を行うアルバイトもすべて大学生。投票管理者は総合政策学部教授の齋藤俊明副学長が務めている。

  立会人の水谷栄子さん(19)=社会福祉学部2年=は「仕事の誤りがないよう頑張りたい。大学に投票所が開設されることに大きな意味があると思う。若い世代への投票の呼び掛けになれば」と気持ちを引き締めた。

  この日、県立大の投票所で期日前投票した人は32人。不在者投票した人は2人。同市選管の長嶺敏彦事務局長は「全体の関心が高まり、将来的な投票率向上につながってくれれば」と期待した。

  県立大の期日前投票所は28日も開設される。投票できる時間は午前10時から午後3時まで。一般有権者も利用できる。問い合わせは滝沢市選管(電話019―656―6560)へ。


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