盛岡タイムス Web News 2016年  7月 1日 (金)

       

■  いわて国体 “手作り”理念を形に 競技支える盛岡高工生 アーチェリー競技 課題研究で40台製作へ


     
  アーチェリー競技に使用する標的台の製作を進める盛岡工高の生徒  
  アーチェリー競技に使用する標的台の製作を進める盛岡工高の生徒
 

 今年10月に本県で開催される希望郷いわて国体のアーチェリー競技で使用する標的台の製作が、盛岡工高(眞岩一夫校長、生徒842人)で進んでいる。建築・デザイン科の3年生10人が「課題研究」の授業の中で取り組んでいるもの。県産のスギ材を使用し、生徒が丹精込めて製作した搭載台で、選手の競技を支える。

  アーチェリー競技では搭載台を競技と練習のために80台整備する。このうち、県で整備する40台を盛岡工高の生徒が製作する。標的台は、競技に使用する形態で高さ175a、幅125a、奥行き130a。競技に使用する直径122aの円が書かれた的を張り付けた畳を乗せることができる。県の整備する競技用具を一般が参加して製作するのは初めてという。

  生徒たちはのこぎりなどの工具を使って木材を加工し、完成へ向け作業を進めている。

  村山大気君(17)は「選手にちゃんとしたものを使ってほしいので、僕たちもできる限り良いものを作る。一番大きい脚の加工をしているが、ここの作業でミスがあると他の部品と組み合わせることができなくなるので、神経を使う。頑張って作っているので、ぜひ使われているところも見にいきたい」と話している。

  いわて国体の基本方針「岩手の魅力発信と県民総参加による手作りの国体」の理念の下、高校生による競技用具の製作が行われている。

  アーチェリーの競技会場である雫石町に近く、木材の加工技術・設備があり、アーチェリー部があるということから盛岡工高に白羽の矢が立ち、昨年12月から製作が始まった。すでに卒業した3年生により15台が製作済みで、残り25台も9月までに完成させるという。

  指導を担当し、いわて国体本県選手団アーチェリー競技の監督も務める角清一実習教諭は「普段の授業と違い、精度が求められる。選手が気持ち良くプレーできるよう、支えたい」と話している。


 


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