盛岡タイムス Web News 2016年  7月 2日 (土)

       

■ 岩手山山開き 雲海に寄せる人の波 800人が頂上目指す


 

     
  雲海を背景に山頂を目指す登山者=1日午前11時半ころ、山頂付近で撮影  
  雲海を背景に山頂を目指す登山者=1日午前11時半ころ、山頂付近で撮影
 

 日本百名山の一つに数えられる県最高峰の岩手山(標高2038b)の山開きが1日に行われた。登山客は早朝、滝沢市馬返し登山口、雫石町御神坂登山口、八幡平市焼走り登山口から一斉に入山。8月11日から始まる「山の日」制定、十和田八幡平国立公園八幡平地域指定60周年の記念すべき年に多くの登山客でにぎわい、県内の本格的な夏山シーズンが始まった。

  同日午前6時、3市町の登山口で一斉に山開き式と神事が執り行われ、山の安全祈願とテープカットが行われた。滝沢市柳沢の馬返し登山口からは約800人の個人・団体が登り、頂上を目指した。

  同日早朝の馬返し登山口の天候は雨。スタートこそ悪天候だったが、午前9時ころに天候は回復。八合目避難小屋付近では真っ青に澄み渡った空が見え、眼下に広がる雲海に登山客は目を奪われた。

  山頂セレモニーでは県の防災ヘリも登場。お鉢で最も高い場所にある薬師岳で、3市町合同のピッケル交換と万歳三唱が盛大に行われた。

  今回の山開きから「岩手山モバイル登山システム」の本格運用も開始。携帯電話・スマホなどの端末で利用でき、端末のGPS機能と連動した位置情報の発信、登山者カードとして機能する。若い登山客は早速使ってみようと、QRコードに端末をかざしていた。

  馬返し登山口で販売された日本山岳会員で版画家の阿部陽子さんデザインの手拭いは、今後も滝沢市経済産業部商工観光課で販売する予定。

  盛岡市の公務員、川口勉さん(27)は「最高という言葉しか思い浮かばない」と絶賛。八幡平市安比高原の阿部彩さん(30)は「岩手山登山は2回目。初めて雲海を見たが、予想を超えてはるかに良く最高の気分」と夏山を満喫した。

 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします