盛岡タイムス Web News 2016年  7月 8日 (金)

       

■  学生が授業アシスタント 県立大が高大連携協定 盛岡商と県内高で初 双方のプラス効果期待


     
  締結書に調印し、握手する猪股学部長と田中校長(左から)  
  締結書に調印し、握手する猪股学部長と田中校長(左から)
 

 県立大ソフトウエア情報学部(猪股俊光学部長)は7日、県立盛岡商業高(田中耕之助校長、生徒722人)とソフトウエア情報学に関する高大連携事業の協定を締結した。県内の高校との締結は初めて。同高情報ビジネス科の授業に同大、大学院の学生がアシスタントとして参加し、継続的な授業支援などの活動が展開される。同日、盛岡市本宮2丁目の同高で調印式が行われ、生徒、学生双方への学習効果の創出を期した。

  同協定に基づく取り組みでは、同大の学生が同高の授業に合わせて参加し、授業内容のテーマ決定や教材開発などを支援する役割を担う。質疑応答など直接、生徒へ指導にあたる機会にもなる。

  同学部では「プログラミング教育」や「プログラミング開発手法」などの研究課題がある。同協定の締結に先駆けて5月から今月まで計6回、同高情報ビジネス科のプログラミングの授業に学生が参加した。協定締結により、生徒の学習内容の定着に加え、学生にとっては研究活動へつながる。

  同大ではこれまでもソフトウエア情報学に関し、県内高校との連携事業を展開してきた。同高に対しても継続的な支援事業を行っており、今回の協定締結を通してさらなる教育研究の活性化、生徒と学生の学習意欲の高揚を図る。

  県内高校との協定の締結は初。このほか、山形県の酒田光陵高と5月に締結している。

  猪股学部長は「この協定により、高校で興味を持ち、学び、大学に進学してから後輩に指導するという良いサイクルが繰り返されることが期待される」とあいさつ。

  田中校長は「商業の基本は双方に利益を生むこととされ、今回の協定はそのもの。高校生にとっても、今の学習が将来どう生かされ、発展していくのかを知るいい機会になる」と期待した。

  同高出身で、5月からの授業にアシスタントとして参加した同学部4年の関村涼さん(21)は「高校生それぞれのレベルに合わせた指導を心掛けた。何に重点を置いて指導すべきか、教育の面でもさまざま学ぶことができた」と話していた。


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