盛岡タイムス Web News 2016年  7月 12日 (火)

       

■  盛岡市選管 複数のミス重なる 総数発表や確定に遅れ 参院選の開票作業などで


 10日投開票の参院選で盛岡市の投票事務や開票作業で複数のミスが重なったため、投票者総数の発表や開票確定時間が大幅に遅れた。盛岡市選管によると点字投票の記録ミス、在外選挙人の集計忘れ、投票用紙の二重交付とみられるミス、開票作業の人為的な計算ミスが発生。同市の投票者総数の発表は午後11時20分ころと予定より1時間以上遅れた。開票終了も選挙区が当初の11日午前0時40分から約1時間遅れ同1時51分に、比例は約1時間遅れ同3時10分となった。県選管の開票確定は選挙区同2時36分、比例同4時11分。

  点字投票の記録ミスは、投票録に記載された投票数は35票だったが、実際の票数は34票しかなかった。投票の際の受け付け簿などを再確認したところ、6月24日に本庁舎で行われた期日前投票で本来は1票の投票数を担当者が2票と記載ミスしていたことが判明した。本来の受け付け簿と投票録の突合が行われたかどうかなどを現在確認中。

  在外選挙人の集計忘れは、午後10時55分ころに投票者総数を発表後、本来は有権者数よりも選挙人名簿登録者数の方が多くなるはずが、有権者数が多くなっていることから判明。再確認したところ、在外選挙人名簿の登録者数を加算計上し忘れていたことが分かった。このため、投票者総数を訂正して改めて発表した。

  投票用紙の二重交付とみられるミスは、河南中の投票所において、選挙区、比例ともに未使用の投票用紙が投票録よりも1票少ないことが判明。開票後の投票総数では選挙区で投票者総数より1票多くなっており、比例も持ち帰り票などを勘案して1票多かった。このことから、原因は特定できていないが、市選管では二重交付の可能性があるとみている。投票総数は選挙区、比例とも1票多い状態で確定した。

  開票作業の人為的なミスは、集計結果を確定する前段階で二重交付の可能性があるために票数をチェックしていたところ、本来よりも二十数票多いことが確認された。このため、得票台を再確認したところ、100票を1束にまとめるはずが、99票と78票が1束になっているものがあり、23票多く計算されていた。通常、計数機に入れて1束100票にし、端数は別に置くが人為的なミスで100票1束のものと一緒にしていた。

  市選管の佐藤聡事務局長は「いろいろなミスが重なり大変ご迷惑を掛けた。報道などで自治体のミスが報道されるたびに注意を促し、準備段階から徹底してきたつもりだが、今後このようなことを繰り返さないようにどうやったら防げるか手順などを改めて検証したい」と話した。


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