盛岡タイムス Web News 2016年  7月 15日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉309 草野悟 最年少友人が誕生会を主催


     
   
     

 私、年を重ね、とうとう66回目の誕生を迎えました。なんと66馬力です。あと数年で70馬力かと、ため息をついております。NHKのラジオに時々出演していますが、お便りをよこしてくれる方々は皆さんご高齢の方々ばかりです。愚痴ではありません。かわいらしいおばあさんたちのウイットに富んだ文章は実にほほ笑ましいものです。でも力強い友人が誕生会を開いてくれました。三鉄の子ども駅長第1号の竹田瑛登君8歳です。私の友人の最年少です。「クーさん、はいプレゼント」と少々照れたようにお祝いをくれました。なんとケーキは特注で三陸鉄道の車両です。外はホワイトチョコレートでコーティングされ、しっかりと三鉄カラ―で彩色され、線路の敷石の代わりにフルーツが細かく敷かれています。もう大感激でした。66本もローソクを立てられませんので、省略して6本に火をつけました。

  瑛登君は、正真正銘の鉄ちゃんです。「おら、新幹線のグランクラスに乗ったぞ」と自慢していました。三陸鉄道のグッズは、ほとんどと言っていいほど全てを持っています。三鉄に乗ると、先頭車両の窓から進行方向を眺め、宮古を出発してから久慈に着くまで、その場を離れることはありません。自宅のマンションからはJR在来線と新幹線が鉄道ジオラマのように眼下に広がります。走ってくる電車の音で瞬時に聞き分け、発着時間まで何も見ないで言えます。瑛登君の寝室、2段ベッドには、日本中の鉄道グッズがきちんと整理整頓され、どこに何があるのか全部頭の中に入っています。自慢は三陸鉄道子ども駅長の特別な名刺です。かわいい女性には渡しますが、男性にはなかなか渡すことはありません。おませなのです。

  私の誕生日のケーキは、おそらく自分で食べたかったのでしょう。三鉄車体にナイフを入れて切り分けましたら、半分くらいを食べ、その前におすしをたらふく食べたもので、もうこれ以上入らないとギブアップしてしまいました。三鉄ケーキは実に美味でした。
(岩手県総括コーディネーター)


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