盛岡タイムス Web News 2016年  7月 29日 (金)

       

■  滝沢スイカ 過去最高の4万5千円 盛岡中央卸売市場 初競りで2年連続更新 今年は全国的に高値か


     
  丁々発止の符ちょうで競りに掛けられる滝沢スイカ  
  丁々発止の符ちょうで競りに掛けられる滝沢スイカ
 

 県内一の生産量を誇る滝沢スイカの初競り式が28日、盛岡市羽場の同市中央卸売市場で開かれた。JA新いわてと滝沢西瓜出荷組合から出荷した計1450ケースが競りに掛けられ、目玉商品の「秀」4L2玉が4万5千円の過去最高値で競り落とされた。最高値更新は15年の4万円に続き2年連続。16年のスイカの出来は平年並み。7月からの天候不順が心配されたが、糖度12度〜13度の甘さと歯触りの良い食感は十分。夏の水分補給にぴったりに仕上がった。

  競りでは、威勢の良い符ちょうが飛び交った。競りの様子は、同市の小学生らと滝沢市のご当地キャラクター「ちゃぐぽん」も見学。次々と競り落とされる様子を目の当たりにした。スイカを試食した、市立津志田小5年の福士愛澄さん(11)は「しゃきしゃきしておいしい」と喜んだ。

  丸モ盛岡中央青果果実第1課の北田直人課長によると、16年のスイカは全国の市場で高値の取引になると予想。岩手以南の産地で出荷が終わり全国的に出回る量が少ないことや、年々スイカ作付け農家が減っていることも要因となっている。

  北田課長は「糖度も十分でみずみずしい。帰省で岩手に帰る家族など、古里の味を大きなスイカで味わってほしい」と期待した。

  過去最高値で競り落とした花巻市の青果卸業フルーツ・タケウチの竹内宏光社長は「宮城県仙台市の店舗で試食をしてもらう。仙台では滝沢スイカがあまり知られていないが、岩手のブランドとして売り込みたい」と話しスイカを積み込んだ。

  滝沢市は寒暖の差が大きく、岩手山の火山灰を含む水はけの良い土壌でスイカの産地として知られる。柳村典秀市長は「夏といえば滝沢スイカ。今年もおいしいスイカができた。多くの人に味わっていただき、スイカで夏を乗り切ってほしい」とあいさつした。

  滝沢スイカは県内を中心に流通し、お盆前の8月13日までに8割が出荷される。


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