盛岡タイムス Web News 2016年  12月  14日 (水)

       

■  年度内に有識者会議設置へ 県営体育施設の在り方検討 県議会で高橋教育長 医大跡地活用も論戦


 高橋嘉行県教育長は13日の県議会12月定例会の一般質問で、老朽化している県営体育施設の今後の在り方について「今年度内に外部有識者による検討の場を立ち上げ、具体的な議論を進める」と明かした。また、盛岡市が、老朽化した同市東新庄の市営球場の移転新築計画に伴い、県と施設の共同整備を申し入れている。これについては「現在両者で協議を進めている」と説明した。

  県営体育施設については、1970(昭和45)年の1巡目国体開催時に建設され、全体的に老朽化が進んでいる。県教委はこれまで、安全対策や定期点検を行いながら、財政面も考慮して計画的な維持修繕に取り組んできたとしている。

  希望郷いわて国体では既存施設の有効活用を前提に、競技会場施設で競技規則や安全面を踏まえて必要な改修が行われた。山岳競技のリード施設では既存施設に新たな整備も行われた。

  高橋教育長は今後の施設の在り方について有識者の検討の場を設けるとともに、「国体レガシー(財産)を継承していく姿勢、県財政の状況を十分に踏まえながら、本県スポーツ振興に寄与する施設の在り方を総合的に検討する」と述べた。

  盛岡市は築80年近く経過した市営球場について、同市永井の盛岡南公園球技場北側への移転新築を計画している。高橋教育長は、体育施設整備における市町村との連携について「経営資源の制約が強まる中、県全体としてのスポーツ環境の充実を図るためには、これまで以上に県と市町村との連携、共同を進めるのが重要」と強調した。

  県営体育施設の在り方については樋下正信氏(自民クラブ)が取り上げた。同日の一般質問は樋下、工藤誠(創成いわて)、渡辺幸貫(いわて県民クラブ)の3氏が登壇した。

  樋下氏は、盛岡市内丸の岩手医科大の矢巾町移転に伴う跡地活用についても質問した。

  現在、医大と県、盛岡市、盛岡商工会議所の4者の跡地活用検討会議における議論に加え、2015年11月に学識経験者や地元企業、町内会、商店街、市医師会などの関係者による跡地活用検討懇話会が設置された。

  大平尚政策地域部長によると、先に開かれた同懇話会では基本コンセプトに関して、求められる機能や施設についての意見が取りまとめられた。

  具体的には、商業や住居一体の複合型施設など土地機能の一層の向上と住環境整備、公共交通機関の拠点やコンベンションホールなど交流拠点としての機能整備など5項目を柱とする報告書案が協議された。今後開かれる検討会議に提案される予定。

  大平部長は、同検討会議に臨む県のスタンスとして「基本コンセプトの検討に当たっては、懇話会からの提案、市からの将来的なまちづくりを踏まえつつ、県全体の波及効果や北東北の交流拠点という視点からも協議したい」と説明した。

  県議会は14日も本会議が開かれ、一般質問に3人が登壇する予定。執行部から追加議案7件の提出も予定されている。


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