盛岡タイムス Web News 2017年  3月  14日 (火)

       

■  岩手医大 県民医療の拠点くわ入れ 矢巾町で附属病院の起工式 創立120周年事業 2019年9月開院へ


     
   矢巾町に新築される岩手医大附属病院の起工式でくわ入れをする小川理事長  
   矢巾町に新築される岩手医大附属病院の起工式でくわ入れをする小川理事長
 

 岩手医大創立120周年記念事業の一環として進められてきた総合移転整備計画により、盛岡市から矢巾町に移転される岩手医大附属病院の新築工事起工式は13日、矢巾町西徳田の移転用地で行われた。新病院は「世界に冠たる病院」を目指し、▽永続的により良い療養環境を実現する病院▽地域の気候・風土に適合した環境性能を具現化する病院▽常に急性期・高度医療に対応できる病院―をコンセプトに設計された。新病院は、2019年6月の完成、同年9月の開院を計画している。

  起工式には岩手医大や設計、施工に携わる業者、県や町、医療関係者ら85人が出席。神事で出席者らが玉串をささげ、約2年にわたる工事の安全を祈願した。くわ入れを行った岩手医大の小川彰理事長は「本事業の推進に向けたこれまでの道のりは決して平たんなものではなく、幾多の課題があった。患者さんに優しく、職員が働きやすい安心で快適な病院を目指す。今後も患者さん本位の、安心安全で、快適な医療の提供を第一に、地域医療の安定充実に最大限の努力を傾注する」とあいさつした。

  起工式後の会見で小川理事長は「さまざまに社会情勢が変わる中、ようやく起工できて感無量である。新たな附属病院は地域の3次医療ゾーンの拠点であり、県民にとっての病院を作りたい」と意気込む。現在附属病院が立地する盛岡市内丸に整備予定の内丸メディカルセンター(仮称)との関係性については「県民の利便性を考え、矢巾と内丸、二つが一体となり、連動させて運営する」と語った。

  新病院は免震構造の地上11階建て。病床数1千床の特定機能病院として入院・治療を中心とした病院機能を備える他、小児、周産期、救急部門の機能も強化する。新病院に先立って設置されたエネルギーセンターにより、仮に災害などが発生して外部からの電気や熱源が途絶した場合も、約1週間は病院機能の維持が可能となっている。

  建築は清水建設・宮城建設共同企業体(JV)、機械設備は朝日工業社・富士水工業JV、電気設備はユアテック・興和電設・岩舘電気JVが施工する。発注額は約430億円。


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