盛岡タイムス Web News 2017年  3月  15日 (水)

       

■  再整備までも活用 イベント空間や待機場所 盛岡バスセンター跡地 市が約5億円で取得へ


     
   市が3月中に土地の売買契約を締結する盛岡バスセンター跡地、右奥はNanak  
   市が3月中に土地の売買契約を締結する盛岡バスセンター跡地、右奥はNanak
 

 盛岡市は同市中ノ橋通の盛岡バスセンター跡地の取得に向けて3月末にも、株式会社盛岡バスセンターと5億800万円で売買契約を締結する。取得面積は、2755・65平方b。市は既に所有権以外の権利が全て抹消されていることを確認しており、所有権移転登記の完了を確認後、4月中にも市土地開発基金を財源として用地を購入する。取得した用地は2019年度を予定する再整備事業の工事着手までの間、地域と連携して地域活用ゾーンなどとして利活用を図る考え。

  市は取得した用地にバスターミナル機能とにぎわい機能を持つ長期的にも安全安心に利用できる複合施設を、地元や経済団体などと協議しながら今後整備していく。17年度は業務委託により公民連携導入可能性調査の実施を予定しており、17年度当初予算に調査費などを計上している。18年度には、再整備事業の事業主体の選定、事業内容の検討を行い、早ければ19年度から設計・工事着手を見込む。

  再整備事業の工事着手までの間、用地はバス待機場所、自転車駐輪場として使用するほか、約4分の1ほどを地域活用ゾーンとして利用する。市は地域活用ゾーンについて、地域と協議しながら土日などにイベントを開催するスペースとして活用し、再整備までの間も河南地区の活性化につなげたい考え。

  用地内に確保するバス待機場所は、解体期間中の暫定バス待機場所となっていたレンタカー会社貸し付け用地から移設。自転車駐輪場は、現在ある隣接のアレ・ヴェール部分から移設し、同規模のものを早ければ4月にも供用開始する。

  これまで市は盛岡バスセンターが16年9月末で廃止されることを受け、跡地について更地での取得を表明。同社から同9月21日付で市を優先売却交渉先とする通知があり、協議を進めてきた。市は跡地の地下室、建物基礎、浄化槽などの設備など地下構造物について、17年1月18日から2月16日まで計10回の立ち会いを行い、撤去を確認。同3月1日には建物の解体工事が終了し、更地であることを確認していた。

  市都市整備部の宮田晃次長は「用地取得を円滑に進め、盛岡バスセンターの再整備事業を一日も早く実行できるようにしたい。整備までは時間が掛かるので、地域活用ゾーンとして地元の活用もしてもらいたい。河南地区にはいろいろなイベントがあるので、そういったものを結びつけていきたい」と話した。


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