盛岡タイムス Web News 2017年  7月  3日 (月)

       

■  市立高生 次は「議員」 盛岡市政へ関わり深める 初の高校生議会27日に 住み続けたくなるまちへ 市議会が企画 背景に選挙権年齢も


 盛岡市議会(菊田隆議長)は、次世代を担う高校生を対象にした高校生議会を27日に初開催する。2015年6月に公職選挙法が改正され、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを踏まえ、若年層にも選挙や政治、身近な地方行政へ関心を高めてもらう。初めてとなる今回は、盛岡市立高の生徒約40人が参加。共通テーマ「住み続けたくなるまち 盛岡市を目指して」について、高校生ならではの視点で議論を行い、同市のまちづくりに役立てるため市議会に対して提言する。

 高校生議会の開催の狙いは▽社会参加に必要な知識、価値観など市民と政治との関わりを教える主権者教育に議会として取り組む▽議会の流れを体験しながら議会の役割について理解を深め、主体的に自らの考えを持ち表現する意識の醸成へとつなげる▽議会として高校生の意見を直接聞く貴重な機会であり、今後の政策論争に生かすことが期待される―の3点。

  当日は議場で、菊田議長と谷藤裕明盛岡市長があいさつ後、生徒がスポーツ振興委員会、子育て支援委員会、観光振興委員会、交通対策委員会の四つの委員会に分かれて会議を開催。各委員会では市議会常任委の正副委員長がコーディネートする他、各常任委員も同席する。

  各委員会では生徒が正副委員長を務め、共通テーマに係る個別テーマ「スポーツ」「子育て」「観光」「交通」について、委員会ごとに意見交換を行う。市への期待や夢、日頃考えている問題や課題などを出し合い、実現や課題解決に向けた具体的な提案を考える。各委員会でまとめた報告、発議案は、議場で各委員長が登壇して説明した後に採決する。

  議会に提言された発議内容は、議会報告会などと同様に議会や議員が今後の活動に生かしていく。

  同市での議場を使った市民による議会は、09年、10年に盛岡青年会議所が小学生を対象にした子ども議会を開催している。盛岡市議会として一般市民などを対象にした議会の開催は今回が初めて。市議会では、9月の委員改選後の議会運営委員会で次年度以降の開催について協議していく。

  菊田議長は「人口減少が進む中で、若い人が政治を考えていかなければならない時代に来ている。市立高校の皆さんはバスセンター跡地について提言するなど、実績もあり、有意義な意見が聞けると期待している。10代と意見交換する機会は議会としてもなかなかないので、率直な意見を聞き、議員も今後の活動に生かしていく機会にしたい」と期待を示す。

 


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