盛岡タイムス Web News   2017年  7月  5日 (水)

       

■  官民連携ノウハウ学ぶ もりおかPPPプラットフォーム 盛岡市が14日記念フォーラム 公共施設マネジメントなど


 盛岡市は今年3月、地域の企業や金融機関、地方自治体などが、PPP/PFIなどの官民連携事業のノウハウ習得と案件形成能力の向上を図り、具体の案件形成を目指して取り組む地域プラットフォームを東北で初めて設置した。「もりおかPPPプラットフォーム」と名付けた同市の地域プラットフォームは、公共施設の長寿命化工事などを着実に推進するため、公共施設の整備・管理運営に関連する地場企業がセミナー開催や意見交換などを通じて情報共有や対話を継続的に展開する場となる。設置記念フォーラム(市など主催)が14日、盛岡市民文化ホールで開かれ、基調講演や事例報告などで地域プラットフォームの取り組みなどを紹介する。

  同市では、公共施設マネジメントの着実な推進を図る上で、大きな課題だった施設維持更新費用の財源不足を解消する方策の一つとして、公共施設保有最適化・長寿命化計画における建て替えや大規模改修、未利用施設の活用などへ官民連携を導入し、費用の縮減を図る方針を掲げている。

  2016年7月にはPPP/PFI事業の形成を目指す地域を対象に地域プラットフォームの設置・運営や継続的な運営体制の構築を総合的に支援する内閣府の支援事業の採択を受け、計4回のセミナーを開催した。

  支援事業の取り組みを契機に、市が設置したプラットフォームは、地域金融機関や盛岡商工会議所、盛岡市建設業協同組合が運営の核となるコアメンバーとなり、企画運営を実施。▽他都市の事例研究などを通した事業遂行力や提案力向上に向けたセミナー開催▽異業種間のネットワークの形成▽個別事業に関する情報提供と意見交換―などに取り組む。

  設置後の展開としては、市が官民連携事業の導入を検討する、学校給食センター建設事業、動物公園再生活性化事業、南公園野球場整備事業などへの意見聴取の他、プラットフォームの参加企業から市側の提案する事業以外にも民間活力を活用できる事業の提案などを受けることが期待される。

  佐藤明彦資産経営課長は「地元の皆さんがコンソーシアムを組んで提案する土壌がまだまだ盛岡にはない。従来の工事の契約発注にとどまっているが、このプラットフォームを機会に事業者の皆さんに情報交換をしてもらいながら一つでも多く、盛岡のこれからの大規模改修や新規案件により良い提案をしてもらえれば」と地域プラットフォームの役割に期待した。

  市では14日開催の設置記念フォーラムの参加者を募集中。午後3時から同5時まで。内閣府民間資金等活用事業推進室の坂本慶介参事官による基調講演、紫波町新庁舎整備事業代表企業の橘建設の橘冨雄代表取締役による事例報告、同市の今後のプラットフォームの取り組み報告など。

  対象は民間事業者、金融機関、地方自治体などの関係者。定員300人。入場無料だが、申し込み必要。10日申し込み締め切り。申し込みは市ホームページ、市資産経営課へのファクス(622―6211)で。問い合わせは同課(電話603―8007)。



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