盛岡タイムス Web News   2017年  7月  9日 (日)

       

■ 南極の水は涼しい 子ども科学館 盛岡で今年最高の33・5度

     
  しらせから贈られた南極の氷に触れる子どもたち  
 
しらせから贈られた南極の氷に触れる子どもたち
 


 県内は8日、高気圧に覆われ、晴天となった。江刺の34・3度をはじめ、盛岡33・5度、紫波33・1度など36の観測地点中26カ所で今年の最高気温を記録した。こうした中、盛岡市本宮の市子ども科学館では、海上自衛隊南極観測船「しらせ」から南極の氷が届けられ、親子連れらが暑さを吹き飛ばす涼しい贈り物を喜んだ。

  南極の氷は、4月に活動を終えて帰国した第58次隊が持ち帰ったもので、南極の昭和基地周辺の氷山から採取された。2万年から4万年前に南極大陸に降った雪が1年間に5bから10bずつゆっくりと動きながら海に流れ出してできた氷山。その一角が今回展示され、来場者は太古に作られた氷の感触を確かめ、冷たい氷でうれしいそうに手を冷やしていた。

  氷の中には小さな泡があり、氷の一部を砕いて水に入れるとパチパチと長い年月閉じ込められていた空気の泡がはじける音が聞こえる。子どもたちはコップに入れた氷の溶ける音を聞きながら、南極の世界に思いをはせた。強風で巻き上げられた砂によって穴が空いた特徴的な南極の石も展示されたほか、南極観測支援の様子を紹介するコーナーも設けられた。

  盛岡市内から親子で訪れた佐竹あすかさん(7)、陽仁君(6)の姉弟も興味深そうに南極の氷を触っていた。あすかさんは「学校に水筒を持っていくけれど、そのときの氷よりも冷たくてツルツルした感じがする。南極はペンギンとかしか動物がいないようなところだと思う」、陽仁君は「普通の氷よりも冷たかった。溶けてしまわないかな」と話した。父親の泰暢さん(43)は「涼しくなる。背中に入れて帰りたいくらい」と、つかの間の涼を喜んだ。


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