盛岡タイムス Web News   2017年  7月  16日 (日)

       

■  盛岡市の小野寺秀宣さん 全都道府県で献血 301回目の名古屋市で 社会と健康に18年


     
   302回目の献血をする小野寺秀宣さん(15日午後、盛岡市大通の献血ルーム「メルシー」で)。現在地に移転オープンした際、仕事を休んで献血第1号になったという  
   302回目の献血をする小野寺秀宣さん(15日午後、盛岡市大通の献血ルーム「メルシー」で)。現在地に移転オープンした際、仕事を休んで献血第1号になったという
 

 県環境保健研究センター専門研究員の小野寺秀宣さん(38)は、47都道府県全てで献血に協力した。301回目となる献血を6月24日に愛知県名古屋市で行い、全国制覇を達成。岩手大在学中の20歳から始めて18年間。年16、17回のペースで続けている。高齢化に伴う血液不足や若者の献血への協力が少なくなる中、「気軽な気持ちで献血ルームに来てほしい」と訴える。

  小野寺さんは15日午後、盛岡市大通の献血ルーム「メルシー」で、偉業達成後初めてとなる302回目の献血に臨んだ。運動直後や不摂生が続いていると事前検査で献血ができなくなるため「いつも緊張する」という。

  学生時代、街頭で献血を呼び掛ける光景を見掛け、「社会の役に立てる」と初めて献血ルームに立ち寄ったのが始まり。置いてある飲み物や菓子類を自由に飲食でき、くつろげるスペースだった。次回献血ができるのを待って月平均2回、通い続けた。成分献血がメーンで、400_g献血も協力する。

  卒業して栃木県内に就職後、献血ルームの違いを発見。他県はどうか興味が湧いた。インターネットで調べると「旅行献血で全国制覇」の情報が出てきた。「自分も目指したい」と都道府県巡りに、つながった。

  行く先々で思い出ができた。沖縄県はさすがに遠く、弟と金を出し合って両親も誘って家族旅行を計画。1日だけ一人別行動で献血したことも。

  小野寺さんは「血液を必要とする方のためになり、検査機関と同じ血液検査の結果が示され、定期的な健康管理として自分のためにもなる」と話す。

  さらに「献血ルームはリラックスできる居心地の良い空間。針が痛そうとか、血液を採って具合が悪くなりそうだと思うかもしれないが、自分にとってプラスでもある」と献血を呼び掛ける。

  献血は原則として16歳(400_gは男性17歳、女性18歳)から64歳までできる。

  県赤十字血液センターの菊池望献血推進課長によると、県内の献血者数の推移をみると、2016年度は4万4291人だった。過去5年間では減少か横ばい傾向にある。


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