盛岡タイムス Web News   2017年  7月  21日 (金)

       

■  生息域拡大 昨年96頭捕獲 県内のイノシシ 関係機関で管理対策強化


 県によると、2016年度の県内のイノシシ捕獲頭数は狩猟、有害捕獲などを合わせて96頭で、15年度より56頭増えて2・4倍となった。捕獲場所は県南から北上し、西和賀町や花巻市、雫石町など9市町に拡大した。被害額も水稲を中心に増え、604万5千円と15年度の約3・5倍に膨らんだ。県は17年度、狩猟期間をシカと同じ11月1日からとし、18年3月末まで期間延長する考え。積極的な捕獲で生息域の拡大防止を図る。

  内容は20日に盛岡市内で開かれた、県設置のイノシシ管理検討委員会(委員長・青井俊樹岩手大名誉教授、9人)で議論された。

  県内では11年度に一関市内で初めて捕獲された。14年度までは一関市のみで捕獲され、11、12年度が1、2頭だったのに対して13年度に37頭、14年度に47頭と急増。15年度に入ると北上と奥州を含む3市で計40頭捕獲された。16年度には捕獲頭数が一気に増え、範囲も拡大した。

  17年度は、これを踏まえ、イノシシ管理対策として狩猟期間の延長手続きに着手し、積極的な狩猟を促す。同時に12市町で計231頭の有害捕獲計画が立てられた。16年度の捕獲実績のほぼ6倍に匹敵する。内訳は盛岡市と矢巾町各5頭、雫石町と滝沢市各10頭などとなっている。

  さらに環境省による国庫補助の指定管理鳥獣捕獲等事業を活用し、県全域で捕獲頭数40頭を上限に、捕獲強化が図られる。16年度実績は27頭だった。

  県環境生活部の小笠原誠自然保護課総括課長は20日の検討委で「昨年は雫石町で初めて捕獲される等、生息域が急速に拡大している。管理推進には関係者の連携が重要」と継続して協力することを呼び掛けた。


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