盛岡タイムス Web News   2017年  7月  30日 (日)

       

■ 衆院小選挙区3支部長選定 1減分の比例枠も要求 自民党県連新区割りで 週明け中央へ上申

 

     
  新区割りに対応した衆院選挙区支部長を選定した自民党県連の総務会  
  新区割りに対応した衆院選挙区支部長を選定した自民党県連の総務会
 

 自民党県連(千葉伝会長)は29日、盛岡市内で各支部役員を集めて総務会を開いた。16日施行された衆院の新区割りに対応した県内小選挙区支部長3人を現職4人の中から選定した。31日に党本部へ上申する予定。県連所属の衆院議員は比例復活3人を含め4人おり、新区割りに伴い県内は1減の3小選挙区になった。このため県連は比例枠で1人確保することも党本部に求める考え。選定から漏れた現職を優遇せず、現時点では白紙としている。

  新たな支部長には、岩手1区に高橋比奈子氏(59)=2期=、2区に鈴木俊一氏(64)=8期=、3区に藤原崇氏(33)=2期=が選出された。総務会で各支部から出された意見を踏まえ、執行部で構成される常任総務会が上申案をまとめ、了承された。選挙区支部長になれば、党公認内定とほぼ同義だ。

  これまで高橋氏は旧1区、鈴木氏は旧2区、藤原氏は旧4区から衆院選に立候補してきた。高橋、藤原両氏は2012、14年とも小選挙区で敗れ、比例重複立候補で復活当選した。このため新区割り施行前まで「暫定支部長」扱いだった。

  29日は当事者である衆院議員の出席を求めなかった。執行部は支部長案を事前に示さなかった。事前の衆院議員への聴取では、高橋氏が新1区、鈴木氏と旧3区の橋本英教氏(49)=比例2期=が新2区、藤原氏は新3区の意向を示した。

  比例枠確保については、3支部長の比例重複立候補を念頭に県連として4枠を求めて上申する。

  千葉会長は終了後取材に応じ、支部長以外の1人分について、選定から漏れた現職の橋本氏を優遇する考えを否定。「その1枠がどなたになるかは、これから党本部と調整しながら進めたい」と説明した。

  鹿児島県連は同じく小選挙区が1減ったのに伴い、選挙区がなくなった現職を比例で上位登載するよう党本部に求めている。

  これについて嵯峨壱朗幹事長は「党本部は一切考慮していない。当県連としてはあくまで比例枠として上申する」、千葉会長も「他県は選挙区当選した方の選挙区が減った。本県は比例復活で暫定支部長の立場だ」と違いを強調した。

  安倍内閣の支持率低下や民進党の蓮舫代表、野田佳彦幹事長の辞任など中央政界が揺れ動いている。こうした中、18年12月の任期満了まで1年半を切って、年内解散の憶測も流れている。

  自民党の古屋圭司選対委員長は15日講演のため来県し、「県連から支部長の選定に当たって上申を早くするように」と指示したという。続投を期す現職も新たに選挙区となる市町で名前と顔を売りたいところ。県連は解散も見据え、早急に新区割り後の体制構築を図る考え。

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  新たな岩手1区は旧玉山村が加わった盛岡市と紫波町、矢巾町の3市町。2区は盛岡以北の16市町村に旧3区の山田町から陸前高田市、遠野市と住田町を加えた23市町村。3区は旧4区5市町に旧3区の一関市と平泉町を加えた7市町。


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