盛岡タイムス Web News   2017年  8月  1日 (火)

       

■  盛岡さんさ 花車は南部のお城 4日間のパレードで運行 市が40回記念に製作


     
  さんさ踊りパレードを盛り上げるため、盛岡城をデザインし製作した盛岡市の花車  
  さんさ踊りパレードを盛り上げるため、盛岡城をデザインし製作した盛岡市の花車
 

 盛岡市は今年40回の節目を迎える盛岡さんさ踊りを記念して、盛岡城をデザインした花車を製作した。城下町で生まれ、栄えてきたさんさ踊りと切っても切れない盛岡城を全面に打ち出した同市の花車。4日までのさんさ踊り期間中、盛岡さんさ踊り実行委員会役員とともにパレード先頭を運行したり、ミス太鼓を乗せて運行するなど、まつりの盛り上げに一役買う。今年の盛岡さんさ踊りのパレードには、同市を含め7台の花車が運行される。

  パレードを盛り上げる要素の一つである花車。以前はパレードカーという動力付きの花車が主流だったが、現在は人力で動かすもののみが運行され、その数は年々減ってきている。今回は、40回目の盛岡さんさ踊りを一層盛り上げるため、同市として初めて花車を製作。業者に委託し、5月末から製作を開始し、7月31日にお披露目された。

  同市が製作した花車の全長は、横10・5b、高さ4b。土台部分は盛岡城の石垣をデザインした造りで、盛岡城跡公園内の太鼓橋をモチーフにしたステージ、モニターなどが設置されている。側面の門扉を開くと、描かれた南部家の家紋と甲冑(かっちゅう)が登場する仕組みも備える。横型のモニターには、昨年のさんさ踊りのパレードや輪踊りの様子、盛岡の風景などが映し出される他、縦型のモニターには当日のさんさ踊りのライブ映像が流される予定。

  盛岡城部分は、プラスチック段ボール製で、15分の1の縮尺で製作されており、搬送時は天守閣部分のみが露出している。手動でリフトアップすることで、3階建ての城郭がお目見えする仕組み。石垣や盛岡城部分は、内側から光る内照式で、パレードの際には幻想的に浮かび上がった城や石垣の様子が見られそうだ。

  花車の盛岡城のデザインは、2011年に川口印刷工業が企画・製作したペーパークラフト「盛岡城」を参考にしており、当時の盛岡城を再現した。1階南面出窓部分に石落としを設け、三角形の千鳥破風にし、2、3階の屋根には高貴な建築に用いられる曲線的な軒唐破風を設けた。

  小笠原千春観光交流課長は「盛岡の城下町の中で生まれ育ったのが盛岡さんさ踊りで、城下町と盛岡さんさ踊りは一体のものだということで盛岡城をデザインした花車を製作した。歴史文化館で販売しているペーパークラフトの盛岡城の模型を見た時に、ここまで詳細なものがあるなら、もう少し大きなものを市民に見てもらいたいと思った。ぜひ4日間のまつりで楽しんで見てもらいたい」と呼び掛けた。

  完成した花車を見た谷藤裕明市長は「最近は花車の台数が少なくなっており、40回ということもあり製作した。光が入るとまた違った雰囲気になると思う。なかなか写真が見つからないが、本物の盛岡城も早く復元できれば。世界一の太鼓パレードなので、ますますこれからも盛り上がっていくように努めていきたい」と話した。


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