盛岡タイムス Web News   2017年  8月  5日 (日)

       

■ 有料化回避策は ごみ減量化に知恵 滝沢市 市民がワークショップ 鍵は実現可能性と実効性?


 

     
  ごみの減量化方法を出し合う市民  
  ごみの減量化方法を出し合う市民
 

 滝沢市は、同市大石渡の滝沢清掃センターの施設長寿命化と処理費用軽減を目指し、市民でごみ減量化を考える「ごみ減量化ワークショップ」を6月末から3日まで、市内14カ所で実施した。同市は減量化の方法の一つとして、2018年10月をめどに市内ごみ収集有料化を検討。7月25日には市民団体「ごみ処理のあり方を考える滝沢の会」が設立され、将来のごみ処理について市民の関心が高まっている。生活に直結する課題に市民がどのように向き合うか、今後の展開が注目される。

  ワークショップは家庭から出るごみを減らすアイデアを出すことで、家庭から出るごみの再認識と将来に向けた減量化への意識啓発を目的とする。市内30自治会が参加し、計14日にわたりアイデアを出し合った。

  最終日となった3日は、同市土沢の滝沢ふるさと交流館で、元村南自治会など7自治会が参加した元村地域づくり懇談会のワークショップを開催。宅地開発が著しく、多くの市民が暮らす地域から36人が参加。6人1グループに分かれてごみ処理の現状とアイデアを出した。

  各テーブルの上に実現性を縦軸、効果を横軸にした模造紙が置かれた。参加した市民は草刈りや生ごみを堆肥化する取り組みなど、市民一人ひとりで取り組めるアイデアを出した。

  市民からは「普通ごみと資源ごみの分別基準が緩いのでは。条例で分別を強化できないのだろうか」、「商品に包装がされていないと買わないという意識も問題。包装紙は余計なごみになってしまう」との声があった。一部の市民からは「実現性のあるごみ減量ができるのならば、有料化は必要ないのでは」との意見も。各グループでごみ処理と真剣に向き合い、意見を交わした。

  市民環境部環境課の三浦信吾課長は「市民の関心の高さを感じる。生活する以上ごみはなくならない。リサイクルなど3R活動の推進が必要だと思う」と話していた。

  元村中央自治会の百目木忠志会長は「皆さん真剣に議論していた。ワークショップだけで終わらずに、自治会でも呼び掛けていきたい」と認識を深めた。

  同市はワークショップの内容を広報誌などに掲載予定。11月には、昨年も行った有料代に関する市民アンケートを再び行う予定だ。
 


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