盛岡タイムス Web News   2017年  9月  1日 (金)

       

■  藤沢体育堂 今月で大通店を閉店 中心部に半世紀の歩み 本部と併設 10月に青山へ新店舗


     
  同市青山に移転する藤沢体育堂大通店  
 
同市青山に移転する藤沢体育堂大通店
 

 盛岡市大通3丁目のスポーツ用品店「藤沢体育堂大通店」が移転のため18日、閉店する。1967(昭和42)年12月に大通商店街にオープンし、50年間市民に親しまれてきた店。建物の老朽化を背景に、顧客の利便性、業務の効率化を考え、本部事務所を備えた新店舗を10月6日、同市青山に開く。藤沢体育堂の藤澤進社長(72)は「お客さまの利便性を第一に、10年後の事業を見据えて移転を決めた。さらに地域に愛される店にしていきたい」と話している。

  開店した年に建てられた3階建ての大通店は89年の大改装以来、手を加えておらず老朽化が進行。外商部のある本部(同市前九年)と離れており、商品の注文や受け渡し、在庫管理などの連携が難しかったため、5年前から店舗と本部の集約の検討を始めた。本部を大通店に移転させることも考えたが、広い商品置き場や駐車場、耐震・改装工事にかかる膨大な費用の確保が難しいと判断した。

  移転先は、同市青山の東京インテリア盛岡店向かいのミズノ盛岡営業所が入っていた建物。1階に大通店と同じ規模の店舗、2階に外商部含めた本部事務所を置く。陸上、野球、水泳など専門スポーツ向けの機能性の高い商品をそろえ、10台分の駐車場も用意する。店内の床には、陸上競技場の走路と同じ素材のゴムを敷き、スニーカーなどの使い心地をしっかり確認できるようにする。シャワー室一つを設け、近くの県営運動公園の利用者を呼び込む。

  「商業地で運動場に近いことから決めた」と話す藤澤社長。小売事業はネット販売、大型ショッピングセンターの進出で厳しい状況にあるが「大通店に長年足を運んでくれている顧客のため、閉店という選択はなかった」と振り返る。大通店が入っていたビルは、売却か貸し出す予定。できれば物販店に入ってほしいという。

  大通商店街協同組合の中村正樹事務局長は「移転は寂しいが、50年間商店街のにぎわいに貢献にしてくれたことに感謝する」と話していた。

  大通店では1日から18日まで、閉店セールを実施。店内商品が20〜50%オフとなる。水曜定休。

  同社の外商部は市内を中心とした学校や官公庁、クラブチームのスポーツ用品・用具をメーンに扱っている。


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