盛岡タイムス Web News   2017年  9月  2日 (土)

       

■ カナダ水球が事前キャンプ 東京五輪で盛岡市 誘致実り28日覚書締結


 
 盛岡市はカナダの水球チームと東京オリンピックの事前キャンプの覚書を28日に締結する。同市は2016年12月にカナダを相手国とする東京2020ホストタウンの認定を受け、水球、スポーツクライミング、ラグビーの事前キャンプ誘致に向けた取り組みを進めてきた。1日の定例記者会見で、谷藤裕明市長は「水球カナダチームは早速、来年盛岡で合宿を行う方向で調整を進めており、男女そろって19年に行われる予選を勝ち抜き、東京2020に出場できるように市民を挙げて応援したい」と話した。

  覚書は、水球カナダCEOのマーティン・ゴーレイ氏が来盛し、谷藤市長と締結する。締結式には、在日カナダ大使の他、県選出国会議員、県知事、県水泳連盟会長、市議会議長らが出席予定。締結後には、希望郷いわて国体・大会1周年を記念したイベントとして、ゴーレイ氏、希望郷いわて国体式典専門委員長の小笠原義文氏によるトークイベント、岩手町出身のテノール歌手、柴田泰孝氏による独唱などが行われる。

  東京オリンピックの水球は19年に予選会が行われ、男子は全体で12チーム、女子は8チームが出場可能。盛岡市によると、カナダは男女ともに出場枠に入る可能性がある。仮に、男女とも出場が決定した場合の事前キャンプの参加人数は選手、スタッフで30人から40人規模になると見込まれる。

  市では事前キャンプ実施に併せて、水球の日本代表とカナダチームとの親善試合や招致を記念するアマチュア大会などを企画できないか日本水泳連盟に打診中。カナダチームからは、若者へのクリニックを開催したいとの希望が出ており、市では県内で水球を競技する高校生を対象にしたクリニックも開催を検討していく考え。本番でのパブリックビューイングなどの機会も設けていく予定。

  谷藤市長は「なかなかオリンピックに出場できるレベルの選手が目の前で練習しているところを見る機会がないので、市民の皆さん、水球に取り組んでいる若い世代の皆さんに見てもらうことは大切。いろいろな交流をしたいという申し出もあるので、盛岡のさまざまな歴史・文化にも触れてもらい、市民との交流も含めてさまざまな企画をしていきたい」と話した。

  同市の事前キャンプ誘致では、カナダのスポーツクライミングチームが17年度に実施した日本開催のワールドカップに向けた事前キャンプを、18年度も盛岡で開催したいと申し出ている。ラグビー7人制は、11日にカナダからコーチやディレクターが来盛し、いわぎんスタジアム、盛岡タカヤアリーナ、宿泊施設などを視察予定。今回の水球の事前キャンプの覚書締結が、各競技の事前キャンプ誘致の大きな弾みとなりそうだ。


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