盛岡タイムス Web News   2017年 10月  15日 (日)

       

■ 盛岡市立下橋中創立式典 県下一の校史を未来へ 岩手高等小学校から130年 「生命の環」の記念碑除幕

     
  設置されたモニュメントを見学する生徒たち  
 
設置されたモニュメントを見学する生徒たち
 


  盛岡市立下橋中(高橋清之校長、生徒287人)に、創立130周年の記念モニュメントが設置された。14日午前に除幕式が行われ、全校生徒の見守る中、これまでの学びを未来へつなげる思いの込められたモニュメントを除幕。同日は登校日となり、卒業生9人を招いてのシンポジウムや記念式典も行われた。

 下橋中は1887年、南岩手郡岩手高等小学校として創立。県内で最も長い歴史を持つ中学校である。石川啄木や金田一京助、米内光政ら郷土の先人も学び、卒業生は4万1000人以上。2000年からは環境学習Shimonohashi Human Ecology Learn(シモノハシ・ヒューマン・エコロジー・ラーン)、通称SHEL(シェル)学習を開始。1年次から環境について理解を深め、3年次で「森は海の恋人体験学習」として宮城県の唐桑半島で森と海、人々の関わりを学ぶ。環境美化活動を含む長年の取り組みは、今年3月に文部科学大臣表彰を受けるなど高く評価されている。

  金属製の50×60aのモニュメントには、「感じ取ろう“生命(いのち)の環(わ)”を 森の落ち葉は やがて 雪解け水とともに 川を伝い 大地や海に 豊かな恵みをもたらし 私たち人間の生命 そしてあらゆる生命にも繋がっていた…」の言葉とメッセージ、活動の歩みや活動風景の写真が刻まれている。文言は環境学習への思いをテーマに全校生徒から募集し、集まった案を生徒会執行部でまとめたという。

  除幕式では、生徒会執行部の中村天音さん(3年)、山内詩乃さん(同)、安部雅希君(2年)、高橋校長が、生徒たちのカウントダウンに合わせてひもを引き、モニュメントの幕を取り払った。記念制作リーダーを務めた中村さんは「人と環境とのつながり、そして人と人とのつながりが、自分たちの未来へつながっていく。SHEL学習で学んだ精神を大切にこれからの学校生活を送るとともに、この精神が未来の下中生へと受け継がれていくよう、行動で示していきましょう」と呼び掛けた。

  高橋校長は「世の中にはどんどん新しい価値も生まれるが、ずっと変わらない価値もある。皆さんの気持ち、メッセージを集約してここに刻まれたことは、10年先、20年先も大事な言葉として皆さんの、そしてやがて来る下中生の心の中にも残っていくと信じている」とあいさつした。


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