盛岡タイムス Web News   2017年 11月  22日 (水)

       

■  矢巾町の徳田橋 架け替えに本体工事着手 橋脚設置に安全祈願 県が23年度まで事業 岩手医大へアクセス改善 国道4号―396号


     
  徳田橋北側に設置予定の新橋梁イメージ(県提供)  
  徳田橋北側に設置予定の新橋梁イメージ(県提供)
 

 盛岡市黒川と矢巾町西徳田を結ぶ県道大ケ生徳田線の徳田橋の架け替えへ、最初の本体工事となる橋脚設置に向けた安全祈願祭が21日、同町側の現地で行われた。新たに設置する橋は、現在の位置の北側に並び架ける。下部工で建設する橋脚5基のうち、今回の工事では2基を設置する。来年9月1日完成予定で、県ではその後、残りの橋脚や上部工工事へ順次、発注を行う。同橋は架設55年で老朽化し、幅員の狭さで大型車の通行に支障をきたしている。2019年の岩手医大附属病院の開院もあり、新橋の完成で、住民の安全な生活道と円滑な救急輸送手段の確保などが期待される。

  徳田橋がある同県道は国道4号、同396号を結ぶ幹線道。県では11年に事業を開始。今回の橋梁(きょうりょう)設置に係る下部工工事は7月に始まり、関係機関との協議を行い、現在は仮設工事を進めている。事業者はオリエンタル白石(東京都江東区)・平野組(一関市)特定共同企業体。

     
  新橋梁の設置へ仮設工事が進む。奥が徳田橋  
  新橋梁の設置へ仮設工事が進む。奥が徳田橋
 


  新設する橋は、車道部の幅員8b(現在6b)で片側1車線。歩道は同3・5b(同3b)で、現状は別架けの設置で片側のみだが、両側に設置する。同橋の架け替え事業は前後の道路部分を含む1・2`で、うち橋梁部分は365b。総事業費は約65億円。23年までの事業計画。

  町では同病院移転を見据え、町道中央1号線の拡幅工事など、周辺道の整備を計画。また、18年3月には東北自動車道矢巾パーキングエリアに連結するスマートインターチェンジ(IC)が供用開始となる予定。

  また、幅員の狭あいさに加え、07年9月には大雨による北上川の増水で全面通行止めとなった。安全面からも、橋の架け替えは課題となっていた。新橋の設置後、現在の橋は取り壊される。

     
   くわ入れを行う宮野盛岡広域振興局長  
   くわ入れを行う宮野盛岡広域振興局長
 


  同日の祈願祭には宮野孝志盛岡広域振興局長、高橋昌造矢巾町長、熊谷泉紫波町長、盛岡市の藤尾善一副市長らが出席。

  宮野局長は「この県道は国道4号、整備が進む矢巾スマートICなどの交通拠点と国道396号を結ぶ幹線道路で、生活道路としても必要不可欠。また、高度医療ゾーンへのアクセス道としても重要な役割を担う」と架け替えの重要性を説明。

  高橋町長は「架け替え整備は喫緊の課題だった。全県的な保健医療福祉体制の確立の観点からも、徳田橋の完成へ期待し、命の道として盛岡広域圏、県全体の発展への寄与することを念願する」と述べた。


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