盛岡タイムス Web News   2017年  12月  7日 (木)

       

■  東京五輪事前キャンプ地 7人制ラグビーも盛岡に カナダの組織が決定来年4月に正式締結へ 水球に次いで2競技目 谷藤市長「19年W杯の誘致に弾み」


     
   ラグビーカナダから贈られた女子カナダ代表選手のサイン入りユニホームを持つ谷藤裕明市長  
   ラグビーカナダから贈られた女子カナダ代表選手のサイン入りユニホームを持つ谷藤裕明市長
 

 東京オリンピックの7人制ラグビーカナダ代表の事前キャンプ地に、盛岡市が決定した。カナダ・ビクトリア市と姉妹都市締結する盛岡市は、東京オリンピックでカナダのホストタウン事業の認定を受け、各種競技の事前キャンプ地誘致を進めてきた。市によると11月24日にカナダのラグビー協会に当たる「ラグビーカナダ」から、事前キャンプ地を盛岡に決定したとのメールが届いた。2018年4月に正式な覚書締結をする予定。同市がカナダの事前キャンプ地に決定したのは、9月の水球に続いて2競技目。市が6日の定例記者会見で発表した。

  谷藤裕明市長は「国内他都市との激しい誘致競争もあり、このたび正式な連絡をいただき、感慨ひとしおのものがある。市民の皆さんと喜びを分かち合いながら、今後は受け入れ条件の詳細を詰めていくとともに、来年4月をめどに覚書締結に向けた準備を進めたい。2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)の公認チームキャンプ地の誘致についても、弾みのつくニュースと受け止めている」と決定を喜んだ。

  東京オリンピックの7人制ラグビーで、カナダ代表は男女ともに現時点での出場は未定。18年11月から19年にかけて開催されるワールドラグビーセブンスシリーズの結果によって出場が決まるが、女子はリオオリンピックで3位の強豪となっている。

  事前キャンプ地誘致をめぐっては、ラグビーカナダの関係者が17年の4月、9月に2度、競技施設となるいわぎんスタジアム(盛岡南公園球技場)などを視察。視察時に、ラグビーカナダのディレクター、メイガン・ホーワット氏は、ビクトリア市と長年にわたり築いてきた姉妹都市交流の歴史、ラグビーカナダの活動拠点と似通った盛岡の気候風土、充実した競技施設、宿泊施設や受け入れ体制などを高く評価していた。

  事前キャンプが盛岡で行われた場合、男女の選手、スタッフで最大で約50人の規模になるとみられる。市では、キャンプ実施のみならず、日本の社会人チームとの親善試合、盛岡近郊の高校生以下の子どもたちも含めたクリニックの開催などの交流行事を検討している。

  事前キャンプ地決定のメールとともに、ラグビーカナダから市に向けたビデオレターも送られた。ビデオレターでは、女子代表のギズレーン・ランドリー選手、ブリット・ベン選手から「世界クラスの施設でトレーニングすることは、私たちにとってもとても重要なこと。皆さんに会うのを楽しみにしている」とのメッセージが寄せられている。

  盛岡市は、釜石市も会場地の一つのラグビーW杯の公認キャンプ地誘致も進めている。ラグビーW杯では、公認キャンプ地は公表されないが、既に釜石開催試合が決まっているフィジーの対戦相手となるアメリカ地区第2代表にカナダが有力視されており、今回のオリンピックの事前キャンプ地決定が大きな弾みとなる可能性は高い。

  東京オリンピックの事前キャンプ地では、同市はスポーツクライミング、バレーボール、バスケットボールなどの競技も現在誘致に向けて協議を進めている。


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