盛岡タイムス Web News   2017年  12月  23日 (土)

       

■ 紫波町長選 告示まで残り1カ月 表明は現職熊谷泉氏のみ 対抗馬出現の警戒継続


     
  熊谷泉氏  
  熊谷泉氏
 

 任期満了に伴う紫波町長選の告示まで、23日で残り1カ月となった。現在、出馬を表明しているのは現職の熊谷泉氏(70)のみ。他に出馬への動きはみられない。熊谷氏は1期4年間における希望郷いわて国体自転車競技の実施、平井家住宅の国重文指定、紫波中央駅前の子育て環境の充実などを実績として押し出す。前回は16年ぶりの選挙戦となったが今回、他に立候補者が現れなければ、2010年以来、8年ぶりの無投票となる。

  熊谷氏は町議会9月会議中で、正式に表明した。政党への推薦要請などは行わず、無所属での出馬を予定している。2日には支援者らを集め、年明けの選挙を見据えた後援会総会を実施。9日には後援会事務所を開設している。

  公約は▽産業振興▽福祉・健康・介護▽安全対策・防災▽児童福祉・教育環境▽効果的な行財政運営の五つを柱とする。

  福祉関係では保健指導による早期治療の推進、教育環境ではスポーツの振興と子どもの体力向上を図る。安全対策では自主防災組織の支援、行財政運営では事業の見直しなどを盛り込む。

  熊谷氏の後援会では接戦だった3年前の選挙結果を受けて、今年1月から水面下で支持基盤の盤石化に向けた活動を展開。早期に始動し、町長選に向け万全の体制を築いてきた。

  一方で、対抗馬の出現へ警戒は継続。後援会では24日に各支部長を集め、これまでの経過と年明けの動きについて協議する予定。今後、活動を本格化させ、選挙戦が行われる想定で準備を進めていく考え。

  熊谷氏は「春に各支部で行った懇親会など、早期に始動したことが、支持基盤を固めることにつながっている。支持者に態度をはっきり表明していたことで、後援会活動への理解を得やすい環境が早めに整った」と話した。

  同町では2014年2月、前町長の後継者として出馬した熊谷氏が、16年ぶりとなった選挙戦で当選。それまでは、3期連続の無投票となっており、当時の戦いは町民の政治への関心を呼び起こす意義ある選挙戦となった。一方、15年には同町議会選挙が初の無投票に終わっており、町内有権者の政治への関心の低下が懸念される。


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