盛岡タイムス Web News   2018年  1月  1日 (月)

       

■ 盛岡市内の商業店舗 初売りの客足伸びる 食料品の福袋中心に好調


     
  福袋を求める人でにぎわった2日のカワトク本館  
  福袋を求める人でにぎわった2日のカワトク本館
 

 2018年の初売りが、盛岡市内各店で始まった。盛岡駅ビルフェザンやイオンなどの商業施設は元日から、百貨店やスーパーは2日からスタート。両日の穏やかな晴天から例年より客足が伸び、食料品の福袋を中心に好調な売れ行きを見せた。福袋の購入数や価格帯が下降する中、各店は予約販売型や子ども向け体験型の福袋、セール商戦、接客力に力を入れ、集客を図っている。

  パルクアベニューカワトク(菜園)は、2日に初売りを開始。午前5時から福袋目当ての行列ができ、昨年より1千人多い5千人が並んだ。用意した福袋1万9千個の半分は食料品が占め、有名ブランドの菓子は午前中で完売。過去3年の福袋の売り上げは同水準だが、10年前と比べると貴金属などの高額品、衣料品が減り、食料品が主力となっている。

  今年は老舗百貨店のブランド力を若年層に浸透させる取り込みとして、抽選販売の福袋「夢・希望宝箱」に小学生向け商品を追加。1日PR大使として接客やリポーターを体験する福袋2018円(税込み)だ。

  吉田昌晃同店営業企画担当課長は「他の百貨店と同様、服飾品や高額商品の販売は常に厳しい状況。当店を指示してくれるお客さまが求める品を充実させながら、若年層へのブランディングも進める」と話していた。

  盛岡駅前フェザン(同駅前通)は、1日に初売りをスタート。開店前には、食料品の福袋目当ての中高年層を中心に1200人が並んだ。福袋は昨年より1千個少ない7500個だったが、セールを同日からスタートさせ、同店ターゲット層の10〜30代を呼び込んだ。服飾中心の2階フロア客単価は、昨年対比138%に伸長。土産フロアは客数同114%、客単価同112%となった。人気店のチャオパニックやユナイテッドアローズには、県内外から大勢が訪れた。

  ネット販売や低価格商品に対抗するため、同店は北東北に少ないファッション性の高いブランド服の店をそろえ、買い物の醍醐味(だいごみ)を伝える接客力の強化を図っている。

  同店SC営業本部の千葉きり子サブチーフは「当店での買い物をステータスに感じてもらえるよう、商品構成とスタッフの教育に力を入れている。商品力と販売力をもって大型商業施設と共存していきたい」と話していた。

  イオンスーパーセンター盛岡渋民店(渋民)は、1日に初売りを開始。5千円を中心に福袋3300個を販売した。午前中の冷え込みから客足は遅めだったが初日に2千個ほど売れ、特に衣料品の福袋が好調だった。同店担当者は「チラシなどで品定めしてから訪れる客が多い。例年より県外ナンバーの車が少なかったが、昨年と同等の売り上げを維持できた」と話していた。

  2日にカワトクで買い物していた同市の八重樫久美さんは、絵画やドライフラワーなど6個の福袋を購入。「開店と同時に入店し、限定品をたくさん買えた。食品の福袋は毎年魅力」。愛知県名古屋市の八重樫幸子さんは「化粧品やハンカチなどを福袋でお得に購入できた」と満足そうに話していた。
 


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