盛岡タイムス Web News   2018年  1月  5日 (金)

       

■  誘客に民間サイト活用 外国人フォロワーに盛岡アピール DMoXのHPとFB 地域おこし協力隊が記事を出稿


     
  ジャパンオールドへ掲載する盛岡市のプロモーション記事を手掛ける石井結莉さん、佐々木寛子さん(左から)  
  ジャパンオールドへ掲載する盛岡市のプロモーション記事を手掛ける石井結莉さん、佐々木寛子さん(左から)

 

 盛岡市は外国人の誘客に向け、DMoX(デモックス、東京都渋谷区、森田大輔代表取締役)が運営するホームページとフェイスブック「Japan OLD(ジャパンオールド)」を活用した同市のプロモーションを2017年12月21日から開始した。ジャパンオールドは、日本に興味のあるアジア圏の外国人を中心に350万人以上のフォロワーを有するサイト。市は同社が全国の20市町村限定で募集した連携協定締結に応募し、18年10月末まで無料でプロモーションを展開する。(泉山圭)

 ジャパンオールドの取り組みは、既に外国人観光客の多い都市部以外にも、地方の持つ特徴的な地域文化に外国人がアクセスできる機会を増やすもので、15年7月にホームページとフェイスブックが開設された。これまでは同社が自前で記事を掲載していたが、連携協定を締結した自治体が自ら地域の観光情報を載せることで、コンテンツの拡大を図っている。

  市市長公室都市戦略室によると、近年の外国人観光客の傾向は団体旅行よりもツイッターやフェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用してピンポイントで観光地を目指して来る個人が増加しているという。こうした中、見た人の琴線に触れ、足を運びたくなるようなクオリティーの観光情報を自治体が作成し、同社が厳選してサイトに載せることで、地域の魅力を世界に発信できる。

  市では、12月21日から掲載の第1弾として「東京駅のお兄ちゃん」の見出しを付け岩手銀行赤レンガ館を取り上げた。特徴的な外観の写真とともに、内装の写真も載せ「設計は東京駅でも知られる、辰野・葛西建設設計事務所によるもので、辰野金吾が設計した建築としては東北地方に唯一残る作品」と紹介。日本語のほか、英語の2カ国語に対応する。

  サイトに掲載する記事の出稿や写真撮影は、17年度から同市が導入している地域おこし協力隊の佐々木寛子さん(33)、石井結莉さん(27)が担当。市では月に2回程度の発信を予定しており、今後は盛岡八幡宮など日本らしさや歴史を感じさせるものを中心に取り上げていくことを考えている。フェイスブック記事への「いいね」の数など総合的に効果を見ながら、無料期間後のサイト活用も検討していく。

  佐々木さんは「今まで海外の人向けのPRはあまりやってこなかったと思うので、これを通して盛岡の小さな魅力が広く伝わるきっかけになれば。私がいろいろな国を回って思ったのは、外国人がイメージする日本は、東京などの都市よりも歴史や古い文化が多い。そういう人たちに響くような古い建物や歴史が伝わるものを記事として取り上げたい」と意気込む。

  石井さんは「今、盛岡に来ている外国人で一番多いのが台湾などのアジア圏の方。写真や記事をアップすることで、もっと多くの国の方に興味を持ってもらいたい。何の情報もなしに盛岡を選ばないと思うので、見ていて写真が目に映り込み、頭に残るだけでも盛岡のPRにつながるのでは」とPR効果に期待する。

  ジャパンオールドのホームページはhttp://japanold.com/japanese/、ファイスブックはhttps://ja-jp.facebook.com/japan.old/。


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