盛岡タイムス Web News   2018年  1月  6日 (土)

       

■ 3種複合の全国大会要請へ 盛岡会場に市や県山岳協会 Sクライミングの拠点目指す



 盛岡市は県山岳協会、県と連名で、同市みたけの県営運動公園登はん場などを会場にスポーツクライミングのリード、ボルダリング、スピード3種複合のコンバインド競技全国大会開催を日本山岳・スポーツクライミング協会に要請する。開催が決定すると、国内初の3種目の競技による全国大会となる。大会開催地や大会の位置付けなどの詳細は、1月12日の日本山岳・スポーツクライミング協会常任理事会で決定される見込み。5日の盛岡市の定例記者会見で、市と県が発表した。

  これまでは、日本選手権リード競技大会、ボルダリングのジャパンカップなど種目ごとに単独の国内大会が開催されていた。2020年の東京オリンピックからはスポーツクライミングのリード、ボルダリング、スピードの3種目が正式種目となることから、新たに日本選手権クラスのコンバインド競技大会として開催を目指す。

  日本山岳・スポーツクライミング協会ではコンバインドの大会実施の希望は持っているものの、特に開催地を公募してはおらず、あくまでも今回は盛岡市など3者が自主的に開催を要請したもの。12日の常任理事会までに連名の要請書を日本山岳・スポーツクライミング協会に提出する。

  会場には、県営運動公園登はん場にある既存のリード施設の他、県が3月下旬の完成を目指し同公園内に建設中のスピード施設、公園に隣接する県勤労身体障がい者体育館内へ仮設するボルダリング施設の使用を予定。大会は、スピード競技施設の完成記念と位置付けて6月16、17日の開催を想定し、実現した場合は男子80人、女子60人の計140人規模の参加を見込む。

  市市民部によると、国内では鳥取県倉吉市、埼玉県加須市、東京都昭島市などに3種目実施可能な施設がある。一方で、同公園内のリード、建設中のスピード、仮設予定のボルダリング施設はいずれも高規格で全天候型となるため、盛岡市は国内でも優れた受け入れ体制となる。

  谷藤裕明市長は「市ではスポーツツーリズムを推進しているが、今東京オリンピックに向け脚光を浴びているコンバインド競技大会の初開催、盛岡における継続的な実施を目指すことで、スポーツクライミングの拠点としての地位を確保し、カナダの事前キャンプ誘致をはじめ、その他の大会や合宿誘致につながると確信している。さらにスポーツツーリズムの取り組みが経済、観光などの分野でも盛岡の魅力発信につながるものと考える」と期待した。

  会見に同席した、県の上田幹也文化スポーツ部長は「若くて有望な選手が本県にはいる。全県各地でスポーツクライミングに取り組んでいる人が増えており、日本でのトップの大会を盛岡市に誘致することで、その流れを大きなものにしていきたい。今回、スピード施設も出来上がるので、非常に多くの大会を盛岡市で開催してもらえるのでは。全県でやっている方の大きな刺激になり、全国トップクラス、世界的なレベルの技術をじかに見られる機会になる」と話した。


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