盛岡タイムス Web News   2018年  1月  14日 (日)

       

■ ぶちょうほの宿盛岡 リノベで呼び込む門前町 八藝館 八幡創活サポセンと盛岡八幡家守舎 観光、オフィスの両拠点に きょうまで完成披露

     
  一般にお披露目された「八藝館(はちげいかん)」  
 
一般にお披露目された「八藝館(はちげいかん)」
 


 盛岡市八幡町かいわいのにぎわい再生を図る八幡創活サポートセンター(明戸均社長)の簡易宿泊施設「ぶちょうほの宿盛岡」と、盛岡八幡家守舎(及川淳哉社長)がリノベーションを手掛けた起業家・クリエイター向け貸事務所「八藝館(はちげいかん)」の完成披露会が13日、開かれた。八幡通り沿いの古い空き家や店舗を門前町の風情を残したまま改修・再生し、昼夜問わずにぎわうまちをつくる取り組みの一環。周辺住民が両施設を訪れ、第一歩を祝った。14日も開催。

 2月1日にオープンする八幡町番屋隣りの「ぶちょうほの宿盛岡」は、1955(昭和30)年ごろ建てられた元旅館の木造2階(床面積139平方b)。センター事務所として1階を使用していた。県内のインバウンドが増加し、民泊を好む外国人旅行者が増えていることから、6〜8畳の空き部屋三つのクロスや畳を張り替え、空調設備を設置して宿部屋に整備。

  2人部屋の「山車」、4人部屋の「チャグチャグ馬コ」、3人部屋の「さんさ踊り」と、各部屋を八幡町にゆかりのある名前にした。共同の風呂、キッチン、トイレを備え、布団付きで1泊一人3〜4千円。事務所スペースは地域住民に貸し出し、子どもから高齢者まで気軽に集える場にする。施設名は素泊まり宿で、サービスの行き届かない不調法(ぶちょうほう)さを表す意味で名付けたという。

     
  2月1日から稼働する「ぶちょうほの宿盛岡」をPRする明戸社長  
  2月1日から稼働する「ぶちょうほの宿盛岡」をPRする明戸社長
 

  明戸社長は「空き店舗を活用したリノベーション事業も着々と進んでいる。稼働している店や施設をさらに増やし、にぎわうまちにする」と目標を語った。

  また、隣接する空き店舗2棟を改修し、完成させた「八藝館」は、起業家やクリエイター向けの貸オフィス8部屋と、コワーキングスペース(共同作業エリア)、ギャラリースペースなどを備えた施設。改装費約3千万円で、建物のレトロ感を生かして階段や柱、間仕切りなどはそのままに防寒や耐震設備を整備。

  畳張りオフィスは1部屋3〜4畳。WiFi(無線LAN)、固定電話、複合機使用料などを含め月5万〜5万5千円で貸し出す。共同で使える応接室(プレゼンルーム)、休憩スペース、打ち合わせ室、ライブラリースペースもある。入居者が決まるまで地元作家の作品展などに活用する。

  完成披露会に訪れた盛岡市出身で福島県須賀川市在住の佐藤龍太郎さん(34)は「木の香りに包まれたレトロな雰囲気の中で、落ち着いて仕事に取り組めそう。八幡通りらしい外観がとてもよい」と感想を語った。

  及川社長は「この施設に働き手を集め、町の人通りと労働人口を増やしたい。ここを起点に会社や飲食店が周辺に作られ、さらに人が集まるというサイクルを生み出せれば」と期待した。

  14日は午前11時から午後4時まで開催される。


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