盛岡タイムス Web News   2018年   4月  12日 (木)

       

■  新たに若手ハンター3人 鳥獣被害対策実施隊に 雫石町防止協 今年もイノシシで発生


     
  深谷町長から委嘱状などを受け取る檜山さん(右)  
  深谷町長から委嘱状などを受け取る檜山さん(右)
 

 雫石町猟友会員がメンバーの町鳥獣被害対策実施隊(栗木時男隊長)は11日、同町役場で会合を開いた。この中で2018年度の実施体制や活動内容を確認した。同日は若手の男女3人が新規で入隊し、委嘱を受けた。隊員は計19人となり、農林被害防止・対策の体制充実が期待される。町内ではツキノワグマやニホンジカの他、出没が増えているイノシシについては被害が今年既に発生している。これを踏まえ、隊員への報償費が鳥類以外全てで引き上げられた。

  11日は新隊員3人のうち御所地区の三宅博都さん(41)と檜山大樹さん(33)が出席し、深谷政光町長から委嘱状を受け取った。もう一人は西山地区の30歳代女性。隊員19人のうち最年少は昨年入隊の20歳代男性。

  檜山さんは祖父がクマ撃ちだったことから「自分も始めてみたかった」と約1年前に狩猟免許を取得。町内で林業に従事している立場から「イノシシ被害が増えているので、安全に留意して駆除に取り組みたい」と抱負を語った。

  三宅さんも昨年免許を取得した。「イノシシは水田を掘り返しているのを見たし、掘り返した跡も見ている」と話していた。

  町農林課によると、イノシシは2015年度末から町内で目撃され、目撃・被害例は16年度40件でうち3頭、17年度39件でうち8頭が捕獲された。

  冬眠しないため今年も既に出没し、被害も起きた。設置されたセンサーカメラから最大8頭が確認された。このため例年5月ころの捕獲許可が早められ、今月2日に許可書の発出が始められた。

  ツキノワグマについては17年度、人身被害が2件発生し、3人が重傷を負った。「今年度はデータからすれば出没が非常に多くなる年と考えられる」(谷崎修町農林課林業グループ主任)という。

  町内では、鳥獣被害防止特措法に基づき、13年3月に町、町猟友会、関係団体などで構成される町鳥獣被害防止対策協議会(会長・米澤康成町農林課長)を設置。町鳥獣被害防止計画(16〜18年度)を策定し、各種対策を具体化するため17年4月1日から実施隊を委嘱している。

  捕獲対象は▽ツキノワグマ▽イノシシ▽ニホンジカ▽タヌキ▽ハクビシン▽カラス▽アオサギ▽ゴイサギ▽カワウ▽ニホンザル―。

  隊員への報償費は協議会から拠出される。18年度は1頭当たりクマとイノシシが2千円増、シカが3千円増でそれぞれ5千円、タヌキとハクビシンが1千円増の3千円に引き上げられた。


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