盛岡タイムス Web News   2018年   5月  14日 (月)

       

■  白花と緑の中に響く音色 りんご畑でコンサート 盛岡市黒川


     
   リンゴの花と新緑に囲まれ演奏するシンフォニエッタ盛岡。大勢の観客が優しい響きを楽しんだ  
   リンゴの花と新緑に囲まれ演奏するシンフォニエッタ盛岡。大勢の観客が優しい響きを楽しんだ
 

 野外チャリティーコンサート「りんご畑deコンサート9」が13日、盛岡市黒川の松本りんご園で開かれた。地元農家や協賛企業などによる実行委員会(松島亮実行委員長)の主催。真っ白なリンゴの花と新緑の中、約1千人が小編成オーケストラの優しい響きを楽しんだ。

  出演は18世紀室内楽の演奏スタイルで活動するアマチュア・オーケストラのシンフォニエッタ盛岡。モーツァルトの交響曲40番第一楽章やヘンリー・マンシーニの映画音楽メドレーなど、楽器を紹介しながら親しみやすいメロディーを奏でた。

  来場者はリンゴの木の下に腰を下ろし、心地良い風に吹かれながら、コンサートを満喫。同市加賀野の看護師川村祥子さん(23)は「空気もきれいだし、外で聞く室内楽が新鮮。地域で企画したコンサートの温かい感じが伝わってくる」と話した。

  会場では地域の商店や農家による「畑のマーケット」や絵本の読み聞かせ、リンゴの花摘み体験などのイベントもあり、訪れた人が思い思いのスタイルで、盛岡らしい休日のひとときを味わった。

  コンサートは1999年に初めて開かれ、9回目。東日本大震災で別会場に変更した年もあったが、ほぼ1年おきに開催し、地域挙げての手作りイベントとして定着している。

  ボランティアに加わった乙部中2年の土屋希颯さん(13)は「地域に貢献でき、いろいろな人とも交流が深められ、いい思い出になる」と笑顔。松島実行委員長は「今年はリンゴの花の開花が早く心配したが、予定通り開催できて良かった。気持ちの良い季節、この土地の素晴らしさに身近に触れてもらえれば」と願った。

  チャリティー募金は、県立療育センターといわての学び希望基金に寄付する。


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