盛岡タイムス Web News   2018年   6月  3日 (日)

       

■ 頂から古里見下ろす 東根山山開き

     
  紫波町の景色を背後に、山頂広場にたどり着く登山者ら  
  紫波町の景色を背後に、山頂広場にたどり着く登山者ら  


 紫波町西部にある東根山(928・4b)は2日、山開きを迎え、町内外の参加者による集団登山が行われた。町水分公民館(坂本好司館長)が主催して行っており、今年で35回目の催し。家族連れなど、約70人が参加。参加者らは山頂にある1等三角点に到達後、山頂広場で町内を一望。同町では現在、東根山や温泉施設などを中心に、山麓地域の交流人口拡大や産業振興などを図る「あづまねイイ山イイ湯だなプロジェクト」が進められており、登山者らはこの取り組みの核をなす古里の山の魅力に触れた。

  同町小屋敷のラ・フランス温泉館駐車場で登山の安全祈願や準備運動後、午前9時ごろ、山頂に向かい出発した。同日は好天となり、参加者らは登山道を覆うスギ林、山頂に近づくにつれて現れる広葉樹の木陰で日差しを避けながら、ゆっくりと進んだ。頂上からは町内外の町並みや山々を望むことができ、昼食を取りながら景色を眺め、登頂の達成感を味わいながら疲れを癒やした。

  矢巾町赤林の藤井美代子さん(48)と娘の璃々さん(10)は初めての登山となった。美代子さんは「山に登ることが初めてで、きつかったが達成感が味わえ、良い景色を眺められた」、璃々さんは「お母さんがつらそうだったので、荷物を持って登った。景色はきれいで、また登山をしたいと思った」と話していた。

  同プロジェクトでは、実行委員会が各種取り組みを推進している。今年の秋には、同山で新たに開拓した登山道「猫の背コース」と従来からある「蛇石コース」の周回約10・7`でのトレイルランニング大会を実施予定。同日の登山は蛇石コースを進んだ。

  坂本館長(73)は「最高の天気となった。今年で館長になって9年目だが、今まで一度も登山が中止になったことはない。子どもから高齢者までが気楽に登ることができるのが、東根山の魅力だ」と地元の山の魅力を語った。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします