盛岡タイムス Web News   2018年   6月  6日 (水)

       

■  五輪ホストタウン カナダ女子水球が盛岡合宿 日本代表と練習 強豪のプレー、文化交流も


     
  日本代表と合同練習を行うカナダの水球女子代表チーム  
  日本代表と合同練習を行うカナダの水球女子代表チーム
 

 カナダ水球女子代表チームの選手、スタッフ24人は4日から12日までの9日間、盛岡市で強化合宿を張っている。ホストタウンに認定されている県内自治体で、各国の代表チームによる合宿が張られるのは初めて。今後は同市本宮の市総合プールを拠点に、練習やクリニック、親善試合などを行い、施設面の確認などを含めた東京五輪への準備を進める。

  本格的な練習初日となった5日は、日本代表とのミニゲームや基礎トレーニングなど、約2時間の練習に取り組んだ。ミニゲームでは2日まで中国で開催された世界大会「FINA水球ワールドリーグ2018スーパーファイナル」4位という世界屈指の実力をいかんなく発揮。対する日本代表も地元の意地で食らいつき、公式戦さながらの激しい練習となった。

  カナダ代表のクリスティーナ・アログボー主将(32)は「選手は普段別々のチームでプレーしており、合宿は9月のワールドカップに向け重要な一歩となる」と気合を入れる。ジャスティン・オリベイラ強化部長(31)は「今回の合宿では、東京五輪に向けて日本、そして盛岡に慣れることが重要。盛岡の文化も体験したい」と語った。

  カナダ代表は同日の練習後、盛岡八幡宮や岩山など市内を散策。同市内丸のもりおか歴史文化館では、抹茶の試飲などを体験した。抹茶と和菓子を味わったシェイ・シャンタル・フォニーエ選手(25)は「日本の文化に触れることができてよかった。普段お茶は飲まないが、抹茶はおいしい」と語った。

     
  もりおか歴史文化館で抹茶を味わうカナダの水球女子チーム  
  もりおか歴史文化館で抹茶を味わうカナダの水球女子チーム
 


  カナダ代表との合同練習を終えた日本代表の本宮万記弘監督(49)は「今後の日本代表はアジア大会での金メダルが目標。そのため、強豪であるカナダに食らいつき、互角の練習をしたい」と話した。

  同市はカナダのビクトリア市と姉妹都市であることなどから、東京五輪に向けたカナダのホストタウンに認定されている。また、盛岡市とカナダ水球チームは2017年9月、20年の東京五輪に向け同市を事前キャンプ地とする覚書も交わしており、今回の合宿は覚書締結後初の合宿となる。今後はカナダチームが五輪出場権を獲得した後に、開幕直前合宿を再度盛岡市で張る計画という。

  盛岡市では水球の他、ラグビー競技もカナダと事前キャンプ地の覚書を交わす調整を進めている。また、カナダのスポーツクライミング、バスケットボール、バレーボール、水泳の飛び込み種目の事前合宿の誘致活動も進めている。

  市スポーツツーリズム推進室の坂本淳室長は「水球のカナダチームにはぜひ日本に慣れていただき、東京五輪で最高のパフォーマンスを発揮してほしい。そのために市としてできる限りのサポートをしたい」とサポートを約束。「他の競技にも盛岡に来てもらい、市民との交流の場が作れたら」と、市への好影響を期待した。


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