盛岡タイムス Web News   2018年   6月  9日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 編集局 戸塚航祐 ビールがおいしい季節です


 盛岡市北山1丁目のベアレン醸造所は、来年春から雫石町の第2工場で缶ビールの製造を始める。6月に入り気温が25度を超える夏日が続き、冷たいビールを夜の楽しみにしている人も多いことだろう。

  地元密着のクラフトビールは、1994年の酒税法改正により全国各地で誕生した。2018年1月現在、全国312カ所で醸造。本県では8カ所でクラフトビールが作られている。

  一言でビールと言っても、その種類は多様だ。ビール醸造国の3巨頭ドイツ、イギリス、ベルギーはそれぞれ違った歴史とスタイルがある。

  ドイツビールの種類はドルトムンダー、ボック、アルト、ケルシュなど。その中でもベアレンビールでなじみ深い人も多い、バイエルン地方のバイツェンは外せない。バイツェンはドイツ語で小麦を意味し、小麦麦芽50%以上で苦みが少ない清涼感が特徴だ。

  イギリス発祥では、やはりエール。種類が豊富で好みに合わせて飲める。ポーターの他、一部に砂糖を使用したスタウトには、チョコレートスタウトのような甘口のビールもある。

  ベルギービールの代表格はランビックとトラピスト。ランビックは、1〜2年以上をかけて自然発酵させたビール。トラピストは、修道院ビールという側面を持つ。古くは、ワインと同様に伝染病を媒介しない「命の水」として製造された。

  夏場の暑い中で飲む冷えたビールは替え難い魅力だが、楽しみ方は他にも。例えば、長野県ヤッホーブルーイングの「水曜日のネコ」は缶に愛らしい猫のイラストがある。オレンジピールなどで女性にも飲みやすく、グラスに注いで缶と並べて飲むのも一興だ。

  また、一度は手にしたいのがサッポロの「ラッキーエビス」だろう。エビスビールのラベルは右手に釣りざお、左手にタイが一般的。だが、まれにタイが2匹のラベルがあり、コレクター心をくすぐられる。

  ベアレンの缶デザインは未定だが、こうした遊び心もビールの魅力の一つ。来年の春を大いに期待したい。
 


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