盛岡タイムス Web News   2018年   6月  15日 (金)

       

■  生産者がマイスターで販促 県産米本部会議 ブランド化戦略を協議


 いわてオリジナル品種ブランド化戦略実践本部会議(本部長・達増知事、構成14機関・団体)は14日、盛岡市内で開かれた。一部非公開で行われた。2018年度からの新たな、いわてオリジナル品種ブランド化戦略(20年度まで)に係る18年度の取り組み計画が協議、了承された。このうち流通販売戦略の一環として、金色の風と銀河のしずく生産者が消費者へ直接PRするマイスター制度を新たに設け、首都圏などへ販売拡大を狙う。

  ブランド化戦略は@生産A流通販売Bコミュニケーション―の三つの戦略で構成。

  県農林水産部によると、マイスター制度については金色の風、銀河のしずくそれぞれの生産者が講習会を受講し、できるだけ全員が取得するよう目指す。銀河のしずくについては7月8日に盛岡広域振興局管内対象の講習会が開かれる予定。

  流通販売戦略では他に、金色の風について米穀専門店や百貨店などで重点的に販促を図る。特に首都圏では構成機関団体でチームを編成し、マイスターも加える考え。

  生産戦略では、青森県の取り組み事例を踏まえ、人工衛星画像を使ったリモートセンシング技術活用により刈り取りの適期や施肥の有無などを判断するデータ蓄積に取り組む。一部で実際の作業も視野に入れている。

  県内ほとんどの地域を対象に、10`四方(メッシュ)のデータから、色の濃淡などにより適期などを判断できるという。金色、銀河に限らず県産米への応用も今後検討される。

  17年産が特A落ちするなど対外的な評価も踏まえ、18年産では栽培マニュアルを改訂。現地推進会議、ほ場の視察、栽培研究会などの開催頻度を増やして品質の維持を図る。

  小岩一幸農政担当技監は取材に「消費者においしいと支持されることが結果的に特Aになるのだと思う」と説明。14日の協議会では生産する場所・人・作り方の徹底を確認したという。

  達増知事は冒頭あいさつで「全国の米産地から食味の高い新品種がデビューする中、金色の風、銀河のしずくのブランド力を強化するには、皆さんとともに戦略を着実に実践していくことが重要。取り組みをさらに効果的なものにするため、きたんのない意見、今後の協力をお願いする」と呼び掛けた。


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