盛岡タイムス Web News   2018年   6月  25日 (月)

       

■  第1回コンバインドジャパンカップ盛岡第2日 伊藤ふたば準優勝 東京五輪へ弾み 女子は野口啓代(TEAM au)、男子は楢崎智亜(同)優勝


     
  表彰式で笑顔を見せる伊藤選手(左)  
 
表彰式で笑顔を見せる伊藤選手(左)
 

 スポーツクライミングの全国大会、第1回コンバインドジャパンカップ盛岡2018(日本山岳・スポーツクライミング協会主催)男女の決勝は24日、盛岡市みたけの県営運動公園などで行われた。県勢で唯一決勝に進んだ盛岡中央高1年の伊藤ふたば選手(16)=TEAM au=は、総合2位で大会を終えた。大会後、伊藤選手は「優勝の可能性もある中、最終的に2位で悔しい」と語った。(佐々木貴大)

  2020年の東京五輪を見据え、コンバインド(複合)種目の国内初代王者を決める今大会。23日の予選を総合1位(スピード1位、ボルダリング2位、リード3位)で通過した伊藤選手。決勝でも力を発揮した。

  第1種目のスピードでは、準々決勝を10秒69で通過。準決勝では前日に打ち立てた自己記録を更新する10秒08のタイムを出し、決勝に進出した。決勝は準々決勝で9秒99の好記録を出した野中生萌選手(21)=TEAM au=と対戦。伊藤選手は地元の大声援を背に受け、10秒58のタイムで勝利。この種目1位を獲得した。

  幸先のいい滑り出しを見せた伊藤選手だが、第2種目のボルダリングに苦しむ。四つの課題のうち、第2課題と第4課題をクリアできずこの種目3位。この時点での獲得ポイントは、伊藤選手と野口啓代選手(29)=同=が3、野中選手が4。僅差のまま最終種目のリードを迎える。

     
  スピード種目で力を振り絞る伊藤選手  
  スピード種目で力を振り絞る伊藤選手
 

  暫定首位のまま勝負のかかるリードを迎えた伊藤選手だったが、2種目を終えた体力は限界に近く、この種目3位で終了。最終獲得ポイントは野口選手が6、伊藤選手が9となり、惜しくも初優勝の栄冠を逃した。

  伊藤選手は大会を振り返り「ボルダリングでは疲労がたまっていたことで、頭の回転も遅くなっていた。落ちた課題は登れる課題だったので、そこが心残り」と振り返る。国内初の複合の大会について「短いスパンで競技を行う身体的な部分、緊張感で心の部分も疲労があった。2種目の大会と3種目の大会は全然違った。もっと場数を踏まなければ」と総括する。

  決勝に進んだ12選手中、ただ1人の地元選手である伊藤選手には、会場から常に大声援が送られた。「大会は楽しかった。子どもの応援も力になった」と笑顔で話す。「疲労感の中で競技を行うため、競技の間の時間の使い方や集中の仕方などを学んだ。特に疲労の抜き方。いい方法があればやってみたい」と大会での収穫を挙げた。

  女子を制した野口選手は「コンバインドはすごいペースで登る。3種目の流れが重要だった。暑い中、応援してくれた人に力をもらった」と語る。男子は楢崎智亜選手(22)=同=が優勝した。


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