盛岡タイムス Web News   2018年   7月  1日 (日)

       

■ 次期参院選 現職平野氏が出馬表明 自民党県連 公認候補予定者に上申 会派間に知事選のしこりも

     
   
   次期参院選で自民党公認候補予定者として党県連が上申決定した平野達男氏(中央)  


 自民党県連(千葉伝会長)は6月30日、盛岡市内で選挙対策委員会役員会を開き、2019年7月28日任期満了に伴う次期参院選の岩手選挙区に出馬を表明している同党の平野達男参院議員(64)を公認候補予定者として党本部へ上申することを決定した。役員会後に平野氏、千葉会長、岩崎友一幹事長が会見。同党公認で初の選挙になる平野氏は、上申決定を受け「まったくの新人のつもりで挑戦したい。来年の参院選に向けてしっかり取り組んでいかなければいけないと、改めてそういう思いで今、気を引き締めている」と語った。7月中に党本部から参院選の1次公認が発表される見込み。

 役員会は非公開で行われ、国会議員、県議の11人が出席。平野氏の党公認候補として出馬したいとの意向要請を受け、協議の上、全会一致で上申を決定した。千葉会長は「国政の選挙、知事選も含めて自民党県連は大変厳しい選挙をしてきている。そういった中で、今回は参院の現職の平野さんに立候補していただく形になれば、県が抱えている県政課題を含め、復興、ILC、人口減少に対する対応を国政を通じながらしっかりと対応していただけるという思い。県連が一丸となり必勝を期して頑張っていきたい」と意気込んだ。

  会見が正式な出馬表明の場となった平野氏。「2年前に自民党に入党し、たくさんの仕事の場を与えていただいた。人口減少問題、1次産業、中小企業、小規模事業者、財政再建などの課題に引き続き取り組んでいきたいという意欲が本当に強くなった」と出馬の経緯を語った。

  取り組むべき政策で復興について挙げ「沿岸地域の皆さんの一丸となった取り組みで、ハード部分については形が見えてきたが、まちづくり、なりわいの復活はまだまだという地域もある中で、国がまだ中心となり後押ししていかなければならないということもある。引き続き取り組んでいかなければ」と話した。

  県連では、公認候補の決定後、選挙対策本部の設置など、選挙に向けた体制を整えていく。一方、15年の知事選では平野氏が超党派の支持を受け、出馬を表明しながら取りやめた経緯がある。同日の役員会でも支持者の不安払拭(ふっしょく)が必要との意見などが出た。千葉会長は「前の知事選うんぬんは、必要なところはきちんと対応しなければならないが、そういったところを乗り越えて、市町村支部、職域支部、団体などに与党の候補ということでお願いし、可能な限り推薦してもらうことを進め、その結果として勝利に導いていきたい」とした。

  知事選で政治団体を届け出るなど、平野氏との連動を図った県議会会派いわて県民クラブは、26日にOBを含めた会議を開催。平野氏の出馬表明を受け、飯沢匡代表は「知事選をめぐる清算もできていない中で、平野氏を推すことはできないと意見が一致した」と話す。平野氏を推さないことは自民党県連にも伝えた。岩崎幹事長は「今後、しっかりと県民クラブの方々ともお話をさせていただきたい」と公認決定後に協議したい考え。


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