盛岡タイムス Web News   2018年   9月  26日 (水)

       

■  矢巾町議の全員が取得 地域の浸透へ率先垂範 養成講座受講 認知症サポーター資格


     
  町担当課の職員(左奥)の講習を受ける町議ら  
 
町担当課の職員(左奥)の講習を受ける町議ら
 

 矢巾町議会(廣田光男議長、18人)は25日、認知症サポーター養成講座を受講し、全ての町議がサポーター資格を取得した。議会改革の一環として、実践体験を通して議会活動へ反映させようと行った。町内では、サポーターを養成する「キャラバンメイト」の連絡会を組織し、小学校で講座を開催するなど、認知症支援へ特色ある取り組みが展開されている。町議がサポーターとなることで、認知症に対する正しい理解、接し方などが各地域へより浸透することが期待される。

  同日の講座は、同町健康長寿課の佐々木いずみ介護認定調査員、町地域包括支援センターの鱒沢陽香認知症地域支援推進員の2人を講師に実施。いずれもキャラバンメイトで、認知症に対する正しい理解を促しながら、町内における認知症患者に対する支援の取り組みなどを議員へ説明した。

  佐々木調査員は「議員の皆さんに、認知症について正しく理解してもらうことで、地域住民にも広まっていくことにつながる。また、住民からの認知症に関する相談に対して、正しいアドバイスをしていただけることにもなる」と町議が同サポーターになることへの期待を語った。

  同サポーターは、キャラバンメイトによる1時間程度の講習を受けることで資格が得られる。正しい知識を持ち、地域で認知症患者やその家族を見守ることが任務。同町では9月現在で約4800人。人口比では約16・62%で、県内では8番目の規模となっている。

  また、キャラバンメイトも2013年の16人から現在は44人に増加し、サポーターの育成体制も充実。町内では全4小学校で毎年、講座を開催。幅広い世代を対象に認知症への理解を促進し、認知症患者や家族が住み慣れた地域で暮らしていけるような環境づくりへ、事業を展開している。

  廣田議長は「議会改革として、開かれた議会を目指す取り組みの一つでもある。理解を深めることで、議会活動へ生かすことができる。この経験を一般質問、予算や決算の審議における検証へ生かしたい」と述べた。


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